2017/12/18

ジーニーのIPO仮条件が公開!想定価格を上回る1,220~1,350円に!

出典:ジーニー

2017年11月28日、東証マザーズで12月中旬に新規上場を控えている「ジーニー」の仮条件が発表されました。価格は1,220~1,350円。想定価格の1,220円を上回る水準です。ブックビルディング(需要申告)は明後日の11月30日からスタートします。

ジーニー
銘柄コード 6562/東証マザーズ
仮条件 1,220~1,350円
公開株式数 公募・102万3000株
売出・48万1200株(OA含む)
申込株数単位 100株単位
ブックビルディング期間 11/30~12/6
売出し価格 1,350円
購入申込期間 12/8~12/13
上場予定日 2017年12月18日
初値:2,674円

ジーニーについて

ジーニーは「アドテクノロジーで世界を変える。」という経営理念のもと、アドテクノロジー事業を展開している会社です。設立は2010年4月。同社およびGeniee International Pte., Ltd.(シンガポール)、Geniee Vietnam Co., Ltd.(ベトナム)、PT. Geniee Technology Indonesia(インドネシア)、PT. Adstars Media Pariwara(インドネシア)、Geniee Adtechnology (Thailand) Co., Ltd.(タイ)の5か国計6社でグループを構成しています。

社名のジーニー(Geniee)は、人間の願いを叶えてくれる魔法の精霊を指す”genie”と天才を指す”genius”を組み合わせたものです。一人一人の社員が才能を発揮し、魔人のように最先端の技術を使って世界を素晴らしいものに変えていきたいという想いに由来しています。

アド・プラットフォーム事業では、同社が独自に開発したインターネットメディアの広告収益を最大化するプラットフォーム「GenieeSSP」を主軸としたアドテクノロジー事業を展開しています。オークション方式で最も高単価な広告を配信する「RTB(Real-Time Bidding)」と呼ばれる仕組みを利用し、インターネットサイトやアプリ上の広告枠に最適な広告を配信。少しでも宣伝費を安く抑えたいという広告主と少しでも広告費を高めたいというメディア側の相反するニーズの妥協点をわずか0.1秒以内に導き出すことができます。

広告主にとって有望な見込み顧客と想定されるユーザー群に広告配信を行うGenieeDSP。インターネットユーザーの過去の行動履歴や購入履歴、位置情報等のデータに基づいてマーケティング戦略を決定するため、広告主の利益を最大化することが可能です。しかも同社はGoogleに公式認定されたメディアソリューションパートナーであり、「Google AdSense」や「DoubleClick Ad Exchange」等のGoogleプロダクトの導入・運用・収益最適化をフルサポートできる体制を構築しています。

マーケティングオートメーション事業では、データ分析プラットフォームを提供しています。顧客情報や自社Webサイトへのアクセス履歴等のプライベートデータと、インターネット上に蓄積されるユーザーの興味・関心データ等のパブリックデータの2つを統合するGenieeDMP。それらのデータを分析・活用することで、ユーザーの状態を把握しながら適切な広告を最適なタイミングで配信することが可能となります。

企業のマーケティング活動を自動化し、効率的に潜在顧客の集客や購買意欲等の向上、購買・契約等を行うMAJIN。ビッグデータを活用した高精度なユーザーターゲティングに対応しており、メール配信やプッシュ通知、LINEメッセージ配信等を通じた効果的なマーケティング活動を実現します。

ジーニーグループの広告配信プラットフォーム上には1秒間に数十万件の入札(広告配信注文)があり、一日のデータ処理量は約15テラバイトにのぼります。膨大なデータを超高速で処理できるようシステム構成に力を入れており、ビッグデータやAI(人工知能)を活用して広告配信の精度向上・自動化を推進しているのも特徴的です。

ジーニーの業績

インターネット広告費はテレビや紙面など他の媒体と比べて特に高い成長率を維持しています。ソフトバンク株式会社やトレンダーズ株式会社等の大手スマートフォン関連企業と共同開発したサービスも順調に配信が進んでおり、売上高や経常利益が右肩上がりに推移しています。新規事業立ち上げに伴う特別損失を計上した結果、当期利益が赤字になっていますが、問題視するほどのものではありません。新規上場で調達した資金を自社プロダクトの開発や借入金返済等に充てれば、さらなる事業の展開に期待できそうです。

2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期
売上高 29億1100万円 73億6900万円 117億3100万円
経常利益 1億8600万円 1億700万円 1億9500万円
当期利益 1億2400万円 5200万円 -1500万円
純資産 12億3100万円 12億6500万円 16億1300万円

総括

ジーニーのIPOは成長著しいインターネット広告業界の銘柄です。業績が安定しており、大手通信事業者のソフトバンクグループと資本業務提携を締結しているのも興味深い点です。公開規模は中型。大株主の中にベンチャーキャピタルの存在がちらついているものの、90日間・1.5倍のロックアップがかかっています。初値上昇の材料が十分に揃っており注目のIPOです。

主幹事は野村證券。その他、SBI証券、SMBC日興証券、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、いちよし証券などでも申し込むことができます。

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