2017/12/13

マツオカコーポレーションのIPO仮条件が公開!想定価格を上回る2,420~2,600円に!

2017年11月24日、東証1部で12月中旬に新規上場を控えている「マツオカコーポレーション」の仮条件が発表されました。価格は2,420~2,600円。想定価格の2,420円を上回る水準です。ブックビルディング(需要申告)は来週の11月27日からスタートします。

マツオカコーポレーション
銘柄コード 3611/東証1部
仮条件 2,420~2,600円
公開株式数 公募・119万5000株
売出・69万6700株(OA含む)
申込株数単位 100株単位
ブックビルディング期間 11/27~12/1
売出し価格 2,600円
購入申込期間 12/5~12/8
上場予定日 2017年12月13日
初値:3,800円

マツオカコーポレーションについて

マツオカコーポレーションは、メンズ・レディースのフォーマルウェアやカジュアルウェア、スポーツウェアなど多彩なアパレル製品の企画・製造・物流事業を展開している会社です。1956年に創業した松岡呉服店が同社の起源。1996年に現社名に商号変更しました。

昭和の時代から衣料品の海外貿易を手掛けていた老舗であり、90年代からは生産拠点を中国に移転。同社および連結子会社24社、非連結子会社1社、持分法適用関連会社5社、持分法非適用関連会社4社でグループを構成しています。

マツオカコーポレーションが行っているアパレルOEMは、アパレルメーカー・商社・量販店からの発注を受け、相手先(委託者)のブランドで衣料品を製造する「取引先ブランド生産型」の事業形態を指します。企画やデザインを担当する「アパレルメーカー」、繊維製造を行う「繊維・生地メーカー」、縫製加工を手掛ける「アパレルOEM」、商品の物流を展開する「小売店」。アパレル業界では複数の会社が協力し合って各工程をこなしていくのが一般的になっていますが、マツオカコーポレーションはグループ全体で全工程を一貫して行うSPA(speciality store retailer of private label apparel)と呼ばれるビジネスモデルを構築しています。

グループの秀でた縫製技術を活かし、顧客の商品コンセプトにマッチしたサンプル品の提案・修正を行って受注を獲得。外部から調達した生地で縫製加工を行い、各工場にて梱包。納期と品質を徹底管理しながら、最適な物流手段で納品、販売を行います。中国、ミャンマー、バングラデシュ、インドネシア、ベトナムとアジア5か国に生産拠点を有しているため、自社工場の生産能力を超えるレベルの大量受注をもこなせる組織力があります。

ちなみにマツオカコーポレーションはユニクロ(UNIQLO)や東レ、クラボウなどの大手衣料品メーカーに商品を卸売りしており、日本のアパレル業界を支えてきた偉大な存在でもあります。消費者の間で生活用品への低価格志向が根強い昨今、マツオカコーポレーションのように海外生産工場を活用して安価な商品を販売できるメーカーは大いに重宝されています。

マツオカコーポレーションの業績

一時期国内のアパレル業界全体が大きく低迷した時期があったものの、近年ではマツオカコーポレーションが顧客としている大手アパレル企業が活気を取り戻しつつあります。とはいえ同業界の競争は依然として激しく、海外SPA向けの施策変更や円高のあおりを受けて業績はやや軟調。売上高や経常利益がやや頭打ち気味です。為替は徐々に円安に傾いており、スポーツウェアを中心とした海外販路拡大にも力を入れているので、まだまだ巻き返しの可能性はあります。新規上場で調達した資金を東南アジアの複数工場の工事資金等に充てれば、さらなる事業の拡大に期待できそうです。

2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期
売上高 271億8900万円 569億7300万円 517億5800万円
経常利益 28億4900万円 42億2600万円 40億7000万円
当期利益 17億7200万円 30億200万円 25億5400万円
純資産 78億5200万円 134億6200万円 154億3600万円

総括

マツオカコーポレーションのIPOは公開規模が中型であり、4社同日上場のスケジュール的にも需給面で初値が大幅に上がる展開には期待しづらいものがあります。2018年3月期の減益見込みの業績もやや悪印象。大手老舗企業ならではの安定感はありますが、初値重視のトレーダーにとって敬遠されやすい材料が多すぎます。上場後の株価の動きを見てから買っても遅くないでしょう。

主幹事は野村證券。その他、ひろぎん証券、SBI証券、SMBC日興証券、みずほ証券、岩井コスモ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、東洋証券、いちよし証券、エイチ・エス証券、エース証券などでも申し込むことができます。

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