2017/11/29

幸和製作所のIPO仮条件が公開!想定価格を上回る3,220~3,520円に!

2017年11月9日、東証JASDAQスタンダードで11月下旬に新規上場を控えている「幸和製作所」の仮条件が発表されました。価格は3,220~3,520円。想定価格の3,220円を上回る水準です。ブックビルディング(需要申告)は明日の11月10日からスタートします。

幸和製作所
銘柄コード 7807/東証JASDAQスタンダード
仮条件 3,220~3,520円
公開株式数 公募・15万株
売出・14万6900株(OA含む)
申込株数単位 100株単位
ブックビルディング期間 11/10~11/16
売出し価格 3,520円
購入申込期間 11/20~11/24
上場予定日 2017年11月28日
初値:7,980円

幸和製作所について

幸和製作所は福祉用具の製造・販売事業を展開している会社です。現会長の玉田栄一氏が1965年に創業した個人商店にて、乳母車の製造・販売を開始。その後、国内初となるシルバーカーを開発し、1987年10月に福祉用具総合メーカーとして同社が設立されました。同社および連結子会社の幸和(香港)有限公司、東莞幸和家庭日用品有限公司の計3社でグループを構成しています。

自立歩行が困難な方を対象としたシルバーカー、歩行車、杖などの歩行補助用品が主力製品。ちなみにシルバーカーとは、一般財団法人製品安全協会のSG基準(製品安全規格)により、自立歩行が可能な高齢者が外出時や物品の運搬および休息に用いる四輪以上の歩行補助車のことです。荷物を入れる袋や休息に用いる座面など様々な機能が実装されており、自立した生活をしっかりサポートします。

歩行器や歩行車は、シルバーカーと違って介護保険が適用される歩行補助具です。自立歩行が困難で歩行時に体重の支えが必要な要支援および要介護認定者の歩行を補助するための機器で、他の福祉用具より大きな体重を支えられるのが特徴的。怪我をした方がリハビリを行う際に使用されることもあります。

2007年には、「take care of(…のお世話をする)」という英語から命名された自社ブランド「TacaoF(テイコブ)」を創設。2010年に発売された「テイコブリトル」は、軽量・コンパクト仕様により容易に持ち運びが出来る便利な歩行車。様々な機能を搭載した製品がシリーズ化されており、幸和製作所の人気商品となっています。

2015年に発売された電動アシスト機能付歩行車「リトルキーパス」は、厚生労働省社会保障審議会(介護給付費分科会)において、日本で初めて介護ロボットとして介護保険のレンタル対象製品認定を受けたロボット歩行車。坂道サポートや転倒防止ブレーキなどの近代的なオート制御機能が実装されており、従来の歩行補助具とは一線を画す安心感を提供しています。

食事・入浴・排泄・床周り・服薬支援関連などの福祉用具も総合的に展開。杖一本にしても機能性にファッション性を付加したオシャレな商品に仕上がっていて、使用者のことを親身に考えている幸和製作所の心意気が伝わってきます。2017年5月からはロボティクスR&Dセンターにて介護ロボットの開発事業にも着手。未曽有の高齢化が進んでいる日本社会において、ますます幸和製作所の商品が重宝されること必至です。

幸和製作所の業績

業績は総じて安定しているものの、主力商品の販売が一巡したこともあり、2017年2月期の売上高は前年比マイナスになっています。介護商品の売り上げは政府の推進する介護保険制度の取り組みに大きく左右される特徴があり、保険給付割合の大幅な引き下げ等が実施されれば業績に悪影響を及ぼす可能性があります。とはいえ、介護福祉用具の市場規模は拡大基調にあり、新規上場で調達した資金を人件費や研究開発費等に充てれば、さらなる事業の拡大に期待できそうです。

2015年2月期 2016年2月期 2017年2月期
売上高 31億5300万円 48億8500万円 45億6800万円
経常利益 7800万円 2億1800万円 3億400万円
当期利益 -5200万円 2億1600万円 2億1000万円
純資産 1億5300万円 5億5500万円 7億600万円

総括

幸和製作所のIPOは高齢化の進む日本で極めて将来性のある分野の業種であり、安定成長している業績も好印象です。つい最近始めたばかりの介護ロボット開発事業も時代にマッチしていて投資家の関心を集めそう。公開規模も小型なので、需給面で大幅な初値上昇を期待できます。大株主にベンチャーキャピタルの姿はなく、180日間のロックアップがかかっています。3社同日上場の日程が気になりますが、大きな悪材料にはならないでしょう。

主幹事はSMBC日興証券。その他、SBI証券、野村證券、大和証券、みずほ証券、岡三証券、いちよし証券、エース証券などでも申し込むことができます。

金熊が断言!IPO投資におすすめのネット証券ランキング

・IPO取扱銘柄の豊富さでNo.1!!
マネックス証券の素晴らしさは色んなIPO銘柄に申込める点です。IPO主幹事になることは少ないですが、新規公開株銘柄の取り扱いはネット証券の中ではピカイチ。しかも抽選方法はIPO株100%全部を1人1票の平等抽選で配分しているので投資実績のない初心者にとってはマネックス証券は外せない。
→ マネックス証券の公式サイトへ
2015年実績   
主幹事数 取扱銘柄 ネット配分・抽選方法
0社 50社 100%・一人一票の平等抽選
公式サイトはこちら

・IPO主幹事が多くて隠れた狙い目の証券会社、それがカブドットコム証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券のグループ会社ということもあり、毎年必ずと言っていいほど多くの新規公開株主幹事証券となるカブドットコム証券。IPO銘柄を狙う人は必ず持っておいて損はない証券口座と言っていいだろう。
→ カブドットコム証券の公式サイトへ
2015年実績   
主幹事数 取扱銘柄 ネット配分・抽選方法
7社 18社 一定割合・一人一票の平等抽選
公式サイトはこちら

・ネット株投資家にとって穴場なのが岡三オンライン証券
IPO株の割当を100%ネット株投資家に配分しているのが岡三オンライン証券だ。IPO株の90%は実績の多い投資家ほど優遇される抽選システムになっているが、10%は取引実績に左右されずに配分される。多少なりとも投資実績のある人にとっては申込むべきネット証券口座だ。
→ 岡三オンライン証券の公式サイトへ
2015年実績   
主幹事数 取扱銘柄 ネット配分・抽選方法
6社 10社 10%以上:一人一票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
公式サイトはこちら
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 9
    follow us in feedly

  関連記事

フィル・カンパニーのIPO仮条件が公開!想定価格をやや上回る1190~1310円に!

出典:フィル・カンパニー 2016年10月28日、東証マザーズで11月中旬に新規 …

キャピタル・アセット・プランニングのIPO仮条件が公開!想定価格をやや上回る1960~2000円に!

出典:キャピタル・アセット・プランニング 2016年9月15日、JASDAQスタ …

IPOの公募価格がどう決まるのか知っておこう!

IPO株は公募価格という、市場に出る前の値段で買うことができます。もちろん当選し …

エコモットのIPO仮条件が公開!想定価格をやや上回る2,470~2,730円に!

出典:エコモット 2017年5月31日、札証アンビシャスで6月下旬に新規上場を控 …

6月に上場したIPO(新規公開株)の公募価格・初値・現在価格まとめ!

2017年6月に新規上場した7種類のIPOの日程・公募価格・初値・現在価格等の最 …

7月に上場したIPO(新規公開株)の公募価格・初値・現在価格まとめ!

2017年7月に新規上場した4種類のIPOの日程・公募価格・初値・現在価格等の最 …

オプトランのIPO仮条件が公開!想定価格とほぼ同じ1,420~1,460円に!

出典:オプトラン 2017年12月1日、東証1部で12月下旬に新規上場を控えてい …

ジャパンインベストメントのIPO初値予測!やや強気での投資スタンスを推奨

出典:株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー 東証マザーズにおいて、「ジャ …

イトクロのIPO投資、吉と出るか凶とでるか?

東証マザーズにおいて、「イトクロ」(証券コード6049)のIPO(新規上場)が行 …

ブラスのIPO仮条件が公開!想定価格をやや下回る4000~4370円に!

出典:BRASS 2016年2月18日、東証マザーズで3月上旬に新規上場を控えて …