2017/10/05

大阪油化工業のIPO仮条件が公開!想定価格を若干上回る1,830~1,860円に!

2017年9月15日、東証JASDAQスタンダードで10月上旬に新規上場を控えている「大阪油化工業」の仮条件が発表されました。価格は1,830~1,860円。想定価格の1,830円をやや上回る水準です。ブックビルディング(需要申告)は来週の9月19日からスタートします。

大阪油化工業
銘柄コード 4124/東証JASDAQスタンダード
仮条件 1,830~1,860円
公開株式数 公募・27万株
売出・33万9500株(OA含む)
申込株数単位 100株単位
ブックビルディング期間 9/19~9/25
売出し価格 1,860円
購入申込期間 9/27~10/2
上場予定日 2017年10月5日
初値:3,100円

大阪油化工業について

大阪油化工業は、精密蒸留精製事業を行っている会社です。精密蒸留とは、化学物質のわずかな沸点の差を利用して混合物から目的とする物質を分離・精製する作業のこと。古くは石油からガソリンを精製するために行われていましたが、こんにちでは医薬品や電子部品材料の開発など様々な分野で活用されています。

1948年に大阪で操業開始。1949年に蒸留装置が完成し、1962年に本社・工場を枚方市に移転。素材加工の一環として行われていた「蒸留」を専業で請け負う新たなビジネスモデルを確立しました。

主幹事業である「受託加工」では、顧客の要望に応じて中・大型の蒸留装置による蒸留作業の受託およびそれに付随するサービスを提供しています。他社では実現不可能なほど高純度の精製が可能なのは、大阪油化工業の優れた技術力の裏付け。電子材料や香料等の機能性化学品を手掛けるメーカーがメインの顧客となっています。

「研究開発支援」では、小型の蒸留装置による蒸留作業で顧客の研究開発における基礎研究等の補助を行っています。基礎研究が軌道に乗った場合、そのまま受託加工の大口顧客になる可能性もあり、大阪油化工業の業績を大きく左右する分野とも言えます。

約70年の歴史の中で実施してきた高純度精製の数は実に1,000品目以上。長年の歴史の中で培った蒸留のテクノロジーは、関係者の間で「精密蒸留の駆け込み寺」と称されるほどの信頼性を誇っています。ITの普及により電子・通信産業が主流となっている現代ですが、高性能のパソコンやスマートフォン等の精密機器を製造するためには精密蒸留精製事業が不可欠。様々な業種のモノ作りを支える大阪油化工業は、まさに現代社会の縁の下の力持ち的存在です。

大阪油化工業の業績

売上高や経常利益等が安定して伸びています。2017年9月期が減益見込みでやや業績が頭打ち気味な印象を受けますが、宣伝営業活動により研究開発案件が増加傾向にあるので近い将来十分に持ち直せるでしょう。新規上場で調達した資金を蒸留塔建設の設備投資費等に充てれば、さらなる事業の拡大に期待できそうです。

2014年9月期 2015年9月期 2016年9月期
売上高 10億400万円 10億4800万円 10億4300万円
経常利益 6600万円 1億3300万円 2億1900万円
当期利益 5200万円 8900万円 1億6800万円
純資産 5億6200万円 6億4800万円 8億400万円

総括

大阪油化工業のIPOは公開規模がやや小型でベンチャーキャピタルの影もなく、需給面では好材料が揃っています。しかし、業種が「化学」のIPOが大幅な初値高騰となったケースはほとんどありません。おまけに10月5日は3社同時上場となっており、資金が分散して公募割れしてしまうリスクもあります。本来はもっと評価されるべき分野なのですが……、世間の投資家をあっと言わせるような業績改善に期待したいところです。

主幹事は野村證券。その他、SBI証券、SMBC日興証券、大和証券などでも申し込むことができます。

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