2017/03/30

スシローグローバルホールディングスのIPO仮条件が公開!ほぼ想定価格通りの3,600~3,900円に!

2017年3月13日、東証で3月下旬に上場を控えている「スシローグローバルホールディングス」の仮条件が発表されました。価格は3,600~3,900円。想定価格の3,900円と同水準です。ブックビルディング(需要申告)は明日の3月14日からスタートします。

スシローグローバルホールディングス
銘柄コード 3563/東証
仮条件 3,600~3,900円
公開株式数 公募・0株
売出・2113万4700株(OA含む)
申込株数単位 100株単位
ブックビルディング期間 3/14~3/17
売出し価格 3,600円
購入申込期間 3/22~3/27
上場予定日 2017年3月30日
初値:3,430円

スシローグローバルホールディングスについて

スシローグローバルホールディングスは、「うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。」をコンセプトに、「スシロー」ブランドで直営方式による回転寿司店をチェーン展開している会社です。全国の総店舗数はおよそ450。韓国でもスシローを展開しており、日本が誇る和食・Sushiの国際的普及に尽力しています。

スシローの歴史をさかのぼると、創業者の清水義雄氏が1984年に設立した「株式会社 すし太郎」がその起源にあたります。その後、弟の清水豊氏が設立した「すし太郎」と合併し、2000年に「あきんどスシロー」に改名。2010年には、かっぱ寿司を抜いて回転寿司売上日本一を達成しました。

「すし太郎」という名称が他社のちらし寿司商品とかぶっていたため、当初「すし太郎」という社名から「郎」を抜いて「すし太」に改名するアイデアが考案されました。しかし、すでに「すし田」という寿司屋が存在していてオリジナル性に欠けるという観点から、逆に「太」を取って「すし郎(スシロー)」とすることに。ちなみにこの社名には、現在マイアミ・マーリンズ在籍のスーパーメジャーリーガー・イチロー選手の活躍にあやかりたいという想いもあったと言われています。かくいう私も最初は「イチローに似た店名だな」と漠然と思っていましたが、本当にイチロー選手の名前をモデルにしていたと知った時は驚きました。まさに大阪商人ならではのユニークな「ネタ」と言えるでしょう。

創業者が寿司職人出身ということもあり、何よりも商品の品質を重視した経営を展開。セントラルキッチンを使わず、厳選した旬の食材を店舗内で調理するスタイルを確立しています。業者との専属契約や、タッチパネル・ICチップを活用した独自開発の管理システムなどにより無理のないコストカットも両立しており、一皿100円程度の低価格で美味しいお寿司を食べられる魅力的な飲食サービスが幅広い年齢層から支持されています。

なお、スシローはすでに2003年に東証二部への上場を果たしており、2008年に実施されたエーエスホールディングスのTOBを切っ掛けに2009年に上場廃止となりました。スシローは紛れもなく業界トップクラスの知名度と人気を誇る会社ですが、今回のIPOは再上場にあたるため株式としての鮮度が劣る点に注意する必要があります。

スシローグローバルホールディングスの業績

さすが業界ナンバーワンの回転寿司チェーン店だけあって、安定した売上高を誇っています。2015年9月期には当期利益が赤字になっていますが、これは新店の減損損失等を計上したためであり、懸念材料として意識するほどのものではないでしょう。国内で年30~40店舗のスシロー業態の出店を中期経営計画に標榜。あわせて韓国以外の市場でも海外展開を強化していくことを目指しており、出店して間もないニューヨークで売り上げを伸ばしていけるかどうかが見所になりそうです。

2014年9月期 2015年9月期 2016年9月期
売上高 1259億4300万円 1361億7400万円 1477億200万円
経常利益 34億1300万円 22億500万円 55億600万円
当期利益 6億4800万円 -9300万円 23億6900万円
純資産 383億1900万円 361億4000万円 361億5900万円

総括

スシローグローバルホールディングスのIPOは、外食業界トップクラスの人気を誇る回転寿司店グループの上場とあって話題性には事欠きません。しかし、今回の上場は上場廃止されて以来の再上場案件。大株主の一覧を見ると90%以上の比率でベンチャーキャピタルの存在がちらついているのも非常に気になるところ。買収先の投資ファンドによる売出であることは明白なので、需給面での初値高騰は非常にイメージしづらいです。

ちなみに、スシローグローバルホールディングスの株主優待は、100株以上保有している株主に1,500円相当の優待食事券を年2回(計3,000円分)進呈するというものです。私も家族や友人とちょくちょく近所のスシローを利用している身なので、優待券を貰えるのはとてもありがたいところ。念のためIPOは様子見しますが、個人投資家の買いが入ることも十分想定できるので、ある程度株価が落ち着いたら買ってみても面白いかもしれません。

主幹事はUBS証券、野村證券、SMBC日興証券、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券。その他、松井証券、SBI証券、メリルリンチ日本証券、マネックス証券、みずほ証券、岩井コスモ証券、丸三証券、SMBCフレンド証券、東海東京証券などでも申し込むことができます。

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