2015/10/29

解体工事業を展開するベステラのIPO。初値は堅調な業績により、プラスリターンを予想!

東証マザーズにおいて、「ベステラ」(証券コード1433)のIPO(新規上場)が行われます。

想定価格は2470円、ブックビルディング期間は8月13日(木)から8月20日(木)までです。

ベステラは石油・ガス・電力・製鉄などの各種プラントの解体工事に特化した企業であり、設計・工法の提案・外注・施工計画・施工管理・資材機材手配・原価管理・資金管理・安全管理・行政への対応などエンジニアリングに関する業務全般を行います。

本社は東京都墨田区江東橋四丁目24番3号に所在し、有限責任あずさ監査法人がベステラの監査法人となっています。

ベステラ(プラント等解体工事事業)が新規上場します

プラント等解体工事事業を主たる業務とするベステラの新規上場が行われます。

ベステラは

従業員数39人、
社員の平均年齢41.0歳、
社員の平均勤続年数4.8年、
平均給与額およそ515.5万円

の企業です。

ベステラでは長年にわたるプラント解体工事によって蓄積した経験や技術やアイデアやノウハウなどを活用し、

プラント解体事業に特化した企業として工事の管理監督を施工計画に基づいて行うと共に、協力関係を結んでいる専門業者に対して実際の施工に関する外注を行っています。

ベステラでは独自の解体方法である「ボイラの解体方法」「リンゴ皮むき工法」などに関する特許の取得をはじめとして、有害物質(ダイオキシン・アスベスト・PCB)などの除去に関する様々な経験やノウハウを持っています。

スクラップなどの再資源化や再利用などによる環境対策に配慮をしながら、安全性・工期・コストなどに優れたプラント解体工事を提供することを実現しているのです。

さらにベステラでは建設現場における技能労働者の慢性的不足に対応するために、プラント解体のトータルマネジメントの強化を目的とした人材サービスを平成25年1月より開始しています。

また平成27年1月からはビルディング・インフォメーションモデリング(BIM)対応のCADシステムによる3D計測サービスを、プラント解体事業のための事前調査強化を目的として開始しました。

解体工事における請負形態と有価物などの売却について

プラント解体工事については、通常石油・ガス・電力・製鉄などの各種プラントを所有する大企業が施主となり、その系列工事会社または大手ゼネコンなどが解体工事全般の元受を行い、

さらにベステラが一次下請けや二次下請けとして工事を受注することが一般的ですが、ベステラが元受の立場で解体工事全般を受注するという場合などもあります。

またプラントの解体工事では工程の進行により有価物(スクラップ等)が発生します。これらについては通常は解体工事を行う業者が引き取りや売却を行っています。

ベステラでは解体工事の受注の際に事前に発生が予想される有価物の材質や量や価格などの見積もりを行うことで、工事の請負金額にこれを反映させて受注交渉を行います。

有価物の売却額については会計上は解体工事に伴う収益であると考えられるため、完成工事高の一部に含めてこれを計上しているのです。

ちなみに有価物については解体現場からの搬出をその都度行い、スクラップ業者などに定期的に売却をしています。ただし施主である発注者自身が独自の手段で有価物の売却を行うというケースなどもあるようです。

ベステラの特許工法について

ベステラでは現時点において、19件の特許工法(特許出願中のものを含む)を有しています。

今後はこれらの特許工法を活用した独自の解体工事を各種プラントを保有する企業に対して提案し、これを実用化していくことを目指しています。

さらに産学連携による「リンゴ皮むき工法」による溶断ロボットの新型アタッチメント開発や、新型ロボットの開発などについても積極的に取り組んでいく予定です。

またベステラでは有害物質(アスベスト・ダイオキシン・PCBなど)が含まれるプラントの解体工事に対して、自然環境に配慮しながら取り組むことができる施工体制を確立しています。

今後はアスベストやダイオキシンなどが含まれた施設の解体工事や、PCBなどが含まれるトランス等機器の解体工事などの需要が高まることが予想されていますので、ベステラの技術や実績を活かした受注の拡大を積極的に進めていくことを予定しています。

業績の推移について

ベステラの業績については、売上高・経常利益・純利益のいずれについても年度による減少などがありますが、トータルでは右肩上がりの増加が続いているようです。

また営業キャッシュフローは純利益を上回るプラスで推移しています。前期における自己資本比率は45.3%、自己資本利益率は21.9%です

市場トレンドについて

初値については、インデックスの上昇トレンドが上場直前3ヶ月間続いていると高いリターンが期待できるようです。

東証マザーズでは上昇トレンドが継続していましたが、ギリシャなどの影響で現在は乱高下が続く不安定な展開となっています。

上場規模について

最大で7.4億円ですから、ベステラの新規上場の規模は東証マザーズとしても小型だといえます。

上場規模が小さい方が初値は高くなることが多いようです。また公開比率については24%で標準的です。売出しが公募株式数に占める割合は15%になります。

90日間のロックアップが

吉野炳樹、吉野貞子、吉野佳秀、吉野炳次、本田豊、佐々木護、渡邊喜久男、

塚本かや、金晨奎及、小板幹博、五代俊昭、TERRA・ESHINO株式会社

に対して設定されています。

ロックアップの解除条項などは特に設定されていません。また制度ロックアップとして、継続所有等の確約を上場前の第三者割当等を受けた者との間で行っています。

ベステラのIPOについてまとめてみました

ベステラは各種プラント(石油・ガス・電力・製鉄など)の解体工事を行う企業であり、その事業内容については特に目新しさはありません。IPO人気についてはあまり期待することはできないでしょう。

ただし東証マザーズとしても小型である7.4億円という上場規模はプラスの評価になりますし、さらに着実な業績の推移や、売出しの割合が15%と少ないことなども有利になります。

ちなみに最近の東証マザーズにおける小型IPO(上場規模5億円~10億円程度)の結果は次のとおりです。

・ジグソー(+236.4%)
・ショーケース・ティービー(+193.9%)
・マーケットエンタープライズ(+167.0%)
・富士山マガジンサービス(+126.4%)
・ファンデリー(+102.1%)
・海帆(+76.5%)
・レントラックス(+53.1%)
・ハウスドゥ(+47.2%)
・日本動物高度医療センター(+44.2%)
・ヒューマンウェブ(+11.7%)

これらの条件から総合的に判断すると、ベステラのIPOの初値についてはプラスリターンが予想されます。

東海東京証券が主幹事であり、その他にはエイチ・エス証券、日本アジア証券、マネックス証券、SMBC日興証券、みずほ証券、SBI証券でも申し込むことができます。

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