2015/10/29

初値は果たしてどうなるか?気になる!デクセリアルズのIPO!

東証1部において、「デクセリアルズ」(証券コード4980)のIPO(新規上場)が行われます。

想定価格は1570円、仮条件は1450円から1600円、ブックビルディング期間は7月13日(火)から7月17日(月)までです。

大手予想会社では初値を1570円から1700円程度、ただしマイナスリターンとなる可能性もあると予想しています。

デクセリアルズは光学材料、接合材料、電子材料などの製造販売を行う企業であり、「Value Matters-世界の価値になるものを。今までなかったものを。」をビジョンとして掲げています。

本社は東京都品川区大崎1-11-2ゲートシティ大崎イーストタワー8Fに所在し、あらたがデクセリアルズの監査法人となっています。

デクセリアルズ(光学材料等製造販売事業)が新規上場します

光学材料、接合材料、電子材料などの製造販売事業を主たる業務とするデクセリアルズの新規上場が行われます。

デクセリアルズは

従業員数1746人、
社員の平均年齢41.6歳、
社員の平均勤続年数17.8年、
平均給与額およそ693.6万円

の企業です。

デクセリアルズでは地球環境と人間社会の質の向上と豊かさに貢献することを目標として、高度なプロセス技術や材料技術に支えられた新機能性素材を新エネルギー・環境分野やエレクトロニクス分野などに提供しています。

さらにデクセリアルズでは社名の元でもある

「賢く機敏に材料の力を組み合わせ、新しい価値の創造ができる人を社内において創る」

ことを重視し、付加価値の高い製品の提供のために取り組んでいるのです。

デクセリアルズでは

「Integrity 誠心誠意真摯であれ」

を経営理念として掲げています。

品質の向上技術開発などに真摯に取り組むことで品質向上を図ることで、お客さまに喜んでいただける高品質の製品を提供できると考えているのです。

平成27年3月期におけるデクセリアルズのセグメント別売上高構成比率は、電子部品事業が55.7%、光学材料部品事業が44.3%となっています。

電子材料部品事業について

デクセリアルズの電子材料部品事業は、主に異方性導電膜、接合材料関連、マイクロデバイス、リチウムイオン電池2次保護素子の4つのカテゴリーに分類することができます。

電子材料部品事業は接続・接合・接着などの特性向上に寄与する事業であり、主に電子部品メーカーや材料加工メーカー等を対象として、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ製品と標準型である汎用製品の販売を行っています。

その中でも特に主力となる異方性導電膜(製品名ACF)は昭和52年にデクセリアルズが業界で初めて開発・量産化に成功したものであり、現在も高いシェアを世界の市場において有しています。

また実際の製品開発の現場においては、タブレットやスマートフォンなどの小型化・軽量化・薄型化・狭額縁化などに大きく貢献しているのです。

特にデクセリアルズでは表示パネルなどに利用されるCOGタイプを得意とし、ハイエンド製品におけるディスプレイの高精細化を求める需要に応える製品の供給を安定的に行っています。

デクセリアルズでは電子材料部品事業のカテゴリーにおいて、異方性導電膜としてプリント基板・ガラス基板に電子部品を接続するための絶縁と導通の機能を兼ね備えた接着フィルムを開発・製造しています。

またその他に工業用機能性接合材として車載機器・通信・半導体向けの機能性接合材料(粘着テープ等)を、無機材料として主にプロジェクター向けの無機波長板・無機偏光板を、リチウムイオン電池2次保護素子として過電圧や過電流からリチウムイオン2次電池を保護するためのヒューズを開発・製造しているのです。

光学材料部品事業について

デクセリアルズの光学材料部品事業は、主に光学樹脂材料、光学フィルム、光学ソリューションの3つのカテゴリーに分類することができます。

光学材料部品事業では光学特性の向上を目的としたパソコン・タブレット・スマートフォン向けの各種部品製品の製造・販売を、主に液晶パネルメーカーやセットメーカーなどを対象として行っています。

光学材料部品事業では光学弾性樹脂、光ディスク用紫外線硬化型樹脂、反射防止フィルム等を製造していますが、特に主力となっているのは光学樹脂材料です。

デクセリアルズが製造・販売を行う光学弾性樹脂(製品名SVR・ハイブリットSVR)は世界市場において高いシェアを有しています。

パネルの高コントラスト化や視認性の向上、また耐衝撃性や耐久性を高めた薄型構造であることが他社とは異なる大きな特徴となっています。

安定した供給を行うことができる体制を構築することによって、ハイエンドスマートフォンを中心とした様々な製品における需要に対応しています。

デクセリアルズでは光学材料部品事業のカテゴリーにおいて、反射光学弾性樹脂としてアクリル樹脂を原料とした各種ディスプレイの貼り合わせのために使われる接着剤を開発・製造しています。

またその他に光ディスク用紫外線硬化型樹脂として各種ディスク表面保護のための接着剤・コーティング剤を、反射防止フィルムとして液晶パネルの視認性を向上させる機能を持つフィルムを、光学ソリューションとして主に中国に向けたデジタルカメラ・電子リーダー・スマートフォン向けの光学モジュールを開発・製造しているのです。

研究開発・生産・販売体制について

デクセリアルズでは研究開発の効率化を図るため、その拠点を栃木県の鹿沼事業所に集約しています。

一方で流通の効率化を図り為替リスクを低減するために、生産については国内外7つの工場を拠点としています。

開発技術部門についてはさらに事業開発・技術開発・材料開発の3カテゴリーとなっており、新規ビジネスの創出・機能性フィルム技術開発・新規製品の開発・基板技術材料の開発などに取り組んでいます。

事業開発・製品・新規技術などについて実用化の可能性が高まった時点においてその事業を他の事業部に移管し、その後は各事業部においてプロセス導入や設備の開発を行い実際の商品化に取り組むことになります。

その他には解析や分析の拠点を鹿沼事業所、中国、韓国に設置して、その成果を製品の改良や開発のためにフィードバックしています。

営業についてはEMSや装置メーカーなどとの関係を構築し、直接の販売先である部品メーカーや最終的に製品として完成させる製品メーカーとのコミュニケーションを重視しています。

顧客に対しては製造設備への導入時のサポートや各種プロセス特許の無償提供などを行うことによって、その性能を最大限に引き出すことができるソリューションを実現しているのです。

さらにアメリカ・オランダ・シンガポール・韓国・台湾・中国に海外販売子会社を置き、国内には東京と大阪に営業部門を置くことによって、顧客の要望に応えることができる顧客に密着した営業活動を展開しています。

業績の推移について

デクセリアルズの業績については、売上高・経常利益・純利益のすべてが右肩上がりの緩やかな増加となっています。

また営業キャッシュフローについても純利益を上回る年度と下回る年度があるようです。前期末における自己資本比率は61.2%、自己資本利益率は22.6%です

市場トレンドについて

初値については、インデックスの上昇トレンドが上場直前3ヶ月間続いていると高いリターンが期待できるようです。TOPIXでは一時的な調整による短期的な落ち込みもありましたが、現在は持ち直して再度上昇トレンドが継続しています。

上場規模について

最大で848.5億円ですから、デクセリアルズの新規上場の規模は東証1部としても大きめだといえるでしょう。

上場規模が小さい方が初値は高くなることが多いようです。また公開比率については86%で高めです。公開比率が低い方が高い初値リターンを期待できるようです。売出しが公募株式数に占める割合は100%です。

180日間のロックアップが

UC Universe(B),L.P.、UC Universe Co-Investment(F),L.P.、

UC Universe(F),L.P.、UC Universe(A),L.P.、

UC Universe Co-Investment(A),L.P.、

UC Universe Co-Investment(B),L.P.、UCユニバース共同投資事業有限責任組合、

UCユニバース投資事業有限責任組合、株式会社日本政策投資銀行、一ノ瀬隆、安藤尚

に対して設定されています。ロックアップの解除条項などは特に設定されていません。

また制度ロックアップとして、継続所有等の確約を上場前の第三者割当等を受けた者との間で行っています。

デクセリアルズのIPOについてまとめてみました

デクセリアルズは接合材料・電子材料・光学材料などの製造・販売を行う企業です。

その事業内容は地味で平凡ですから、IPO人気はそれほど高くありません。

また東証1部としてもかなり大型である848.5億円という上場規模や、86%という高い公開比率などもマイナス材料となります。

これらから総合的に判断すると初値については公開価格近辺が予想されますし、あるいはマイナスリターンとなる可能性もあります。

大和証券が主幹事であり、その他にはSMBCフレンド証券、みずほ証券、野村證券、三菱UFJモルスタ証券でも申し込むことができます。

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