2015/10/26

テラスカイのIPO、初値は順当なプラスリターンを予想!

東証マザーズにおいて、「テラスカイ」(証券コード3915)のIPO(新規上場)が行われます。

想定価格は1650円、仮条件は1580円から1700円、ブックビルディング期間は4月10日(金)から4月16日(木)までです。

大手初値予想会社では3600円から4400円程度の初値となることを予想しています。

クラウドにおける「ソリューション事業」「製品事業」を、クラウド世代のリーディングカンパニーを目指して展開しているのがテラスカイです。

本社は東京都中央区八重洲1-6-6八重洲センタービル7階に所在します。またその他に事業所を名古屋と大阪に有しています。有限責任あずさ監査法人がテラスカイの監査法人です。

テラスカイ(クラウドサービス事業)が新規上場します

クラウドサービス事業を主たる業務とするテラスカイの新規上場が行われます。

テラスカイは

従業員数122人、
社員の平均年齢35.7歳、
社員の平均勤続年数3.1年、
平均給与額およそ534.4万円

の企業です。「クラウドファースト」という言葉が示しているとおり、クラウドコンピューティングを現在におけるIT活用の第一候補と考える企業が増加しています。

クラウドはIT時代における新たな「パラダイム・シフト」となっているのです。またクラウドには将来における生活やビジネスのための新たな社会基盤(インフラ)となることも期待されています。

「国内クラウドサービス需要動向(株式会社MM総研調べ)によると、平成29年の時点で国内クラウド市場は2兆円規模に達することが予想されます。

そのような環境の変化を捉え、テラスカイでは今後のクラウドシステムの開発・提供、またクラウドシステムの顧客企業への導入や保守などのサービス展開に力を入れているのです。

ソリューション事業について

テラスカイではソリューション事業として、「クラウドインテグレーション」「クラウドコンサルティング」「クラウドERP」の3つのサービスを展開しています。

特に株式会社セールスフォース・ドットコムのパートナーとしてテラスカイが創業以来継続して提供しているサービスが「クラウドインテグレーション」であり、テラスカイの業績を牽引する事業となっています。

・クラウドインテグレーションについて
クラウドインテグレーションでは顧客企業に対して、クラウドシステムの構築及び「Salesforce」の導入支援などを行っています。

テラスカイにはこれまでに、大手金融機関や大手損保グループなど様々な業種や業態の顧客に対してクラウドシステムを納入してきた実績があります。

これまでに蓄積してきたプロジェクトマネジメントの経験やノウハウなどを活かして、短期間で顧客企業にクラウドシステムを導入することを可能としているのです。

テラスカイでは国内トップレベルとなる株式会社セールスフォース・ドットコムの資格認定エンジニアを活用することで、複雑で大規模なクラウドシステム案件への対応を行っています。

また株式会社サーバーワークス(AWSに特化したクラウドインテグレーター企業)との提携により、複数のクラウド領域におけるAWSとのインテグレーションを実現しています。

・クラウドコンサルティングについて
テラスカイではクラウドインテグレーションで培った豊富な知見や実績などに基づいて、新たなソリューションサービスとしてクラウドコンサルティングの提供を行っています。

テラスカイのコンサルタントが顧客企業のクラウドシステム開発の段階から参画して、

顧客企業のコスト削減や業務改善のために導入後の教育計画などまでを含めた包括的なソリューションの企画・提案を行うのです。

単なる提案(システムデザイン)にとどまらず、複数のクラウドオンプレミスとの連携や最適なクラウドサービスの選定など、

様々なプラットフォームのメリットを組み合わせた「ハイブリッドクラウドソリューション」の提案を行うことにより、顧客満足度の高いクラウドシステムの構築に貢献しています。

・クラウドERPについて
ソリューション事業としてはクラウドインテグレーションとクラウドコンサルティングがその中心となっているのですが、テラスカイでは今後のクラウドにおける新市場の創造を目指してクラウドERPにも力を入れています。

企業では当初CRMやコミュニケーションツールとして導入したクラウドの適用業務を拡大し、ビジネスの中核業務に対してもクラウドを第一候補とすることを検討しています。

このような企業のニーズに対応するために、ソフトウェア企業ではクラウドサービスへの取り組みに注力しているのです。

従来はパッケージソフトとして発売していた製品の提供を、クラウドサービスに移行するベンダーなども増加しています。

テラスカイでは顧客企業の機関業務システム構築のために、Force.comのプラットフォーム上で富士通株式会社の生産管理ERP「GLOVIA」を活用することができる「GLOVIA OM」の提供を行っています。

テラスカイがこれまでに基幹業務システムや会計システムなどの企画・構築などにより蓄積してきた経験や技術力を活かして、

Force.comをプラットフォームとフォームとしたワンストップのサービスを提供しているのです。

クラウドによる特性を活かして、従来のERPシステムよりも導入期間が短く素早く運用を開始できることが特徴となっています。

製品事業について

テラスカイはインターネット経由のソフトウェアベンダー(SaaS)として、クラウドサービスである、「SkyVisualEditor」「SkyOnDemand」などの企画開発を行っており、

製品の販売を国内外において展開しています。またこれらのクラウドサービスは利用期間に応じて月額料金で利用することができます。

・SkyVisualEditorについて
マウスのドラッグ&ドロップだけで「Salesforce」の画面をユーザ自身が自由にデザインすることができるプログラムレスのクラウドサービスが「SkyVisualEditor」です。

「AppExchange」(「Salesforce」上のアプリケーション共有サービス)を活用することによって、「SkyVisualEditor」を利用が可能になります。

従来は時間やコストをかけてSIerなどに開発を依頼するか、あるいは決められたレイアウト機能の範囲内の中で「Salesforce」の画面開発を行うことが一般的だったのですが、

「SkyVisualEditor」ではユーザー目線による画面開発を可能とすることで、SIerに頼らないエンドユーザコンピューティングを実現しています。

また特に企業ニーズが多い画面についてはテンプレートを準備・活用することにより、スピーディーな画面デザインを作成を可能にしています。

「SkyVisualEditor」は「Salesforce」をさらに使いやすくカスタマイズしたいという顧客企業はもちろんですが、さらに迅速な提案導入を希望するシステム開発企業にとっても有益性の高いツールだといえます。

・SkyOnDemandについて
異なるクラウド同士におけるデータの連携を行うことができるサービスが「SkyOnDemand」です。

クラウドユーザー自身がクラウド上において、顧客企業の基幹システムと「Salesforce」やAWS、またGoogleAppsやMicrosoft Azureなどとの連携をドラッグ&ドロップによって簡単に設定することができるのです。

すぐにシステムの利用が開始できることがクラウドの大きなメリットなのですが、「SkyOnDemand」を活用すれば社内システムを個別開発なしですぐにクラウドに接続することができますので、

手間をかけることなく手軽にテータの連携や修正などを行うことができるのです。

ちなみに「SkyOnDemand」の製品版についてはテラスカイの直接販売以外に、NTTソフトウェア株式会社を総販売代理店とした事業展開なども行っています。

業績の推移について

テラスカイの業績については、売上高は美しい右肩上がりとなっています。経常利益や純利益については年度による減益などもありますが、トータルでは右肩上がりの成長が続いているようです。

営業キャッシュフローは純利益を上回るプラスで推移しています。2014年7月における自己資本比率は44.7%、自己資本利益率は9.4%です。

市場トレンドについて

初値については、インデックスの上昇トレンドが上場直前3ヶ月間続いている状況であれば高いリターンが期待できるようです。

東証マザーズは下落が続いています。今後の底打ち上昇を期待したいところですが、しばらくは軟調な展開が続きそうです。

上場規模について

最大で3.8億円ですから、テラスカイの新規上場の規模は東証マザーズとしてもかなり小さめだといえます。上場規模が小さい方が初値は高くなることが多いようです。

また公開比率については17%で低めです。公開比率が低い方が高い初値リターンを期待できます。

売出しが公募株式数に占める割合は0%であり、100%が公募となります。

90日間のロックアップが

みずほキャピタル第3号投資事業有限責任組合、ゼネラル・ビジネス・サービス株式会社、

NTTソフトウェア株式会社、Danielson Jason David、村田勉、台達雄、

佐藤秀哉、椿正義、松岡弘之、安藤学、安藤高雄、吉田寛、

今岡純二、竹澤聡志、髙井康洋、田澤久、佐藤雄一、及び他1名

に対して設定されています。ロックアップの解除は1.5倍で行われます。また制度ロックアップとして継続所有等の確約を、上場前の第三者割当等による割当を受けた者との間で行っています。

テラスカイのIPOについてまとめてみました

テラスカイはクラウド・ソリューション事業を手がける企業であり、

高い知名度と定評があるsalesforce.comの商品を取り扱うことなどからも、IPOについては高い人気を集めることが予想されています。

また東証マザーズとしてもかなり小さめである3.8億円という上場規模や、低い公開比率や公募100%であることなども好材料だといえます。

これらを総合的に判断すると、初値についてはプラスリターンを期待することができるでしょう。

大和証券が主幹事であり、その他にはSBI証券、マネックス証券、いちよし証券、みずほ証券などでも申し込むことができます。特にマネックス証券は完全抽選によるIPO配分を行う証券会社として個人投資家の間で人気を集めています。IPO当選を目指すのであれば是非とも口座開設を検討してみてください。

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