2015/10/26

Gunosy(グノシー)の新規上場、初値は可もなく不可もなく。

東証マザーズにおいて、「Gunosy(グノシー)」(証券コード6047)のIPO(新規上場)が行われます。

想定価格は1520円、仮条件は1460円から1520円、ブックビルディング期間は4月10日(金)から4月16日(木)まで、上場予定日は4月28日(火)となっています。

大手予想会社では初値を1600円から1800円と予想しています。

Gunosyはユーザーの関心・興味に合わせてインターネット上に存在する膨大な情報を最適化・パーソナライズ化して配信する「Gunosy(情報キュレーションアプリ)」を運営する企業であり、

企業理念として「情報を世界中の人に最適に届ける」ことを掲げています。

本社は東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー37Fに所在し、新日本有限責任監査法人がGunosyの監査法人です。

Gunosy(インターネット情報配信事業)が新規上場します

インターネット情報配信事業を主たる業務とするGunosyの新規上場が行われます。

Gunosyは

従業員数52人
社員の平均年齢30.4歳
社員の平均勤続年数0.8年
平均給与額およそ639.9万円

の企業です。Gunosyでは「Gunosy」の配信をiOSアプリで平成25年1月から開始しました。

その後は順調にダウンロード数を伸ばし、平成27年1月現在で累計800万ダウンロードを記録しています。

「Gunosy」はパーソナライズ性・速報性・網羅性の3つのポイントに着目することにより、

ユーザーの関心や興味を機械学習によるアルゴリズムにより学習・分析し、膨大なニュースサイトやブログなどにおける情報からユーザーの求める情報を選択して配信を行います。

各種広告によりその知名度を高めていますが、その一方ではアクティブユーザーのマネタイズや活性化が今後の課題だといえるでしょう。

「Gunosy」の機能について

「Gunosy」の主な機能としては、次の3つがあげられます。

・記事の既読傾向やFacebookやTwitterにおける行動からユーザーの興味を分析し、最適だと思われる記事をユーザーに配信する「マイニュース」機能。
・カテゴリー別に話題となっているブログやニュース等の記事を配信する「カテゴリ別ニュース」機能。
・提携する特定のコンテンツパートナーが提供するニュースなどを配信する「チャンネル」機能。

「Gunosy」はユーザーが関心や興味を持っているデータを収集・蓄積しています。

これらのデータを積極的に活用することにより、Gunosyでは費用対効果が高い広告商品である「Gunosy Ads」を広告主企業に対して提供しているのです。

また「Gunosy」はスマートフォンにおけるプラットフォームとしての地位も確立しています。

顧客に対する販売促進のために各種マーケティングソリューションを提供し、

さらにスマートフォンに特化した広告ネットワークを構築することにより、蓄積したデータを活用して顧客が望むサービスや商品に関する効率的な広告配信を実現しています。

「Gunosy」上における主要なサービスについて

・広告配信サービスについて
「Gunosy」上における広告商品として、「Gunosy Ads」の提供を行っています。

これまでに「Gunosy」が蓄積してきた膨大なデータを活用して、広告主が提供するサービスや商品に興味や関心を持つユーザーを選択して広告配信を行うことができます。

広告主からの広告収入については、一定回数クリックされるまで広告掲載を行う方式であるCPC課金型と、一定回数表示されるまで広告掲載を行う方式であるCPM課金型のいずれかの方式で課金が行われます。

・マーケティングソリューションについて
「Gunosy」上で顧客に対するサービスや商品などの販売を促進するソリューションサービスが「Gunosy Platform」です。

平成26年12月からサービス提供を開始しており、スマートフォンにおけるプラットフォームとしての地位を確立することを目的として、順次サービスラインナップを拡充していく予定です。

・アドネットワークについて
ユーザーの関心や興味を日々学習して分析できることが「Gunosy」の大きな特徴です。

蓄積したユーザーに関する膨大なデータは「Gunosy」上における広告配信はもちろんですが、その他メディアにおける広告配信においても大いに役立ちます。

Gunosyでは広告ネットワーク(複数の広告配信可能なメディアを束ねて一括して配信する仕組み)をスマートフォンに特化して構築することによって、より効果の高い広告の配信を実現しています。

今後の取り組みについて

Gunosyでは現在ニュース記事の配信をその事業の中心としていますが、今後はさらに配信情報の領域を拡大することを予定しています。

「Gunosy」上で情報の閲覧から商品の予約や購入までを一貫して行うことができるシステムを構築することにより、更なる広告収入の増加と新規ユーザーの獲得を目指しています。

またスマートフォンにおける情報プラットフォームとしての地位を確立し、新たな収益基盤を確立することにも力を入れているのです。

さらにGunosyではこれまでに培ってきたメディア運営のノウハウやアルゴリズム技術などを活用して、社会的問題を解決するための独自のサービスを創出する事業にも積極的に取り組んでいます。

業績の推移について

Gunosyの業績については、売上高は右肩上がりの美しい上昇を続けていますが、経常利益と純利益については赤字が続いているようです。

営業キャッシュフローについては年度によってまちまちですが、近年は売上高を上回るプラスの年度が多いようです。2014年7月期における自己資本比率は75.1%、自己資本利益率はマイナスです。

市場トレンドについて

初値については、インデックスの上昇トレンドが上場直前3ヶ月間続いていれば高いリターンが期待できるでしょう。

東証マザーズではこれまで下降トレンドが継続していましたが、そろそろ反転上昇に転じそうな雰囲気になってきたようです。

上場規模について

最大で103.3億円ですから、Gunosyの新規上場の規模は東証マザーズの上場としてはかなり大型だといえるでしょう。上場規模については小さい方が初値が高いことが多いようです。

また公開比率も31%で高めです。公開比率についても低めである方が有利になります。売出しが公募株式数に占める割合は41%となっています。

90日間のロックアップが

株式会社セプテーニ、株式会社オプト、B Dash Fund 1号投資事業有限責任組合、

B Dash Fund 2号投資事業有限責任組合、佐藤完

に対して設定されています。ロックアップの解除は1.5倍です。

また同様に90日間のロックアップが

関喜史、竹谷祐哉、福島良典、吉田宏司、石橋雅和、

伊藤光茂、青木直子、三尾正人、木村新司、垣内伸也

に対して設定されています。こちらについてはロックアップの解除条項などは特に設定されていません。

さらに制度ロックアップとして、継続所有等の確約を上場前の第三者割当等による割当を受けた者との間において行っています。

GunosyのIPOについてまとめてみました

Gunosyはwebサイトやスマートフォンのニュースアプリなどにより情報の配信を行うIT系企業ですから、IPOについてはかなり高い人気を集めることが予想されます。

ただし上場規模が103.3億円とかなり大型であるため、需給の面では不利となるかもしれません。

近年の東証マザーズへの大型上場としては「VOYAGE GROUP」の+40%という好成績もありましたが、一方で「gumi」のような例もありますので注意が必要でしょう。

これらから総合的に判断すると、初値については公開価格近辺が予想されます。

野村證券が主幹事であり、その他には岩井コスモ証券、岡三証券、みずほ証券、いちよし証券、マネックス証券、SBI証券、SMBC日興証券でも申し込みが可能です。また開設口座数が少なめでライバルが少ない岡三オンライン証券での取り扱いも期待できそうです。

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