2015/10/22

分譲マンション建設事業のファーストコーポレーションが新規上場!初値のプラスリターンは期待できる?

東証マザーズにおいて、「ファーストコーポレーション」(証券コード1430)のIPO(新規上場)が行われます。

想定価格は1530円、ブックビルディング期間は3月6日(金)から3月12日(木)までです。また上場予定日は3月24日(火)となっています。

分譲マンションに特化した建築工事の施工や、さらにマンションデベロッパーなどに対する事業家の提案などを行う「分譲マンション建設事業」を、ファーストコーポレーションでは行っています。

本社は東京都杉並区天沼2丁目3番9号朝日生命杉並ビルに所在し、有限責任あずさ監査法人がファーストコーポレーションの監査法人となっています。

ファーストコーポレーション(分譲マンション建設事業)が新規上場します

分譲マンション建設事業を主たる業務とするファーストコーポレーションの新規上場が行われます。

ファーストコーポレーションは

従業員数81人、
社員の平均年齢41.1歳、
社員の平均勤続年数1.6年、
平均給与額およそ594.9万円

の企業です。

ファーストコーポレーションでは建築基準法や建築士法に基く一級建築士登録、建設業法に基く建設業許可の取得、宅地建物取引業法に基く宅地建物取引業登録などを行い、

主に分譲マンション建設に関する事業を手がけています。品質の確保を最優先として施工するマンションの管理業務に取り組んでいます。
また建物全体の強度に大きく影響する躯体部分に関しては特別に厳格な基準によって品質管理を行っているのです。

法令に基づく所定の構造検査に加え、ファーストコーポレーション独自の品質安全基準によるダブルチェックを追加することによって、より安全で高品質なマンションの提供を実現しています。

ファーストコーポレーションの事業内容の3つの特徴について

ファーストコーポレーションの事業内容には3つの大きな特徴があります。1つ目の特徴は主に首都圏(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)に対象を限定して事業を行っていることです。

現在のファーストコーポレーションの企業体制では日本全域をカバーすることは難しいと判断し、

あえて事業エリアを限定することによって情報の迅速な入手や優秀な下請け業者の確保などによる、高品質なサービス提供を実現しているのです。

また2つ目の特徴はRC工法(鉄筋コンクリート工法)による建築に特化していることがあげられます。

RC工法に建築方法を限定することにより、施工工程の効率化や施工品質の均一化を実現しているのです。

ファーストコーポレーションでは特にRC工法の経験が豊富な技術者を集めることにより、建設工事において最重要となる施工管理の品質の向上に力を入れているのです。

3つ目の特徴はビジネスモデルとして「造注方式」を採用していることです。

分譲マンション建築事業ではそのビジネスモデルとして、「競争入札方式」を採用することが一般的です。

競争入札方式ではマンションデベロッパーによる分譲マンション建設計画の策定や用地の確保などが行われ、その後複数の建設会社による競争入札が行われ、

その結果マンションデベロッパーに対して最も有利な条件を提示した建設会社に対して工事の発注が行われます。

一方の造注方式では建設会社が主体となって建設計画の策定や用地の確保などが行われ、これを販売する企画提案を複数のマンションデベロッパーに対して行うことになります。

造中方式では計画のみを立案して、マンションデベロッパーから建築工事を受注する場合もありますし、

また工事の完成までをすべて自社において行い、完成した物件をマンションデベロッパーに売却するという場合などもあります。

ファーストコーポレーションではマンションデベロッパーと対等の立場で企画・提案・交渉などを行うことで競争入札方式以上の高い利益を獲得できると考えて、

分譲マンション事業における重点戦略として造注方式を採用しています。

ファーストコーポレーションがこれまで造注方式で手がけた分譲マンションの施工事例としては、

プレシス関内、プレシス田園調布、プレシス八王子、プレシス大宮Ⅰ、プレシス千歳船橋、ヴェレーナ東松戸

などがあげられます。

業績の推移について

ファーストコーポレーションの業績については、売上高・経常利益・純利益のすべてについて美しい右肩上がりの成長が続いています。

営業キャッシュフローは純利益を大幅に上回るプラスです。2014年5月期における自己資本比率は8.7%、自己資本利益率は111.5%となっています。


市場トレンドについて

初値については、上昇トレンドが上場直前3ヶ月間続いていれば高いリターンが期待できるようです。

東証マザーズ指数は12月をピークとして以降は下降トレンドが続いています。今後底打ちして反転できるかどうかが注目されるところです。

上場規模について

最大で11.3億円ですから、ファーストコーポレーションの新規上場の規模は東証マザーズの上場としてはやや小型だといえます。

上場規模については小さい方が初値が高くなることが多いようです。公開比率は27%で標準的です。公開比率は低めである方が有利だといえるでしょう。

売出しが全体に占める割合は0%であり、100%が公募となります。

ロックアップが

株式会社中村、中村利秋、中村莉紗、中村建二、佐藤和広、堀口忠美、

青木公司、亀山周二、林淳二、村上功、斉藤みさを、諸橋隆章、

片山剛志、小平定、飯田一樹、平野洋子、遠藤美紀、鈴谷健三、安部敏弥、海老根宏

に対して90日間設定されています。ロックアップの解除条件などは特に設定されていません。

ファーストコーポレーションのIPOについてまとめてみました

ファーストコーポレーションは分譲マンションの建設を手がける企業ですが、不動産建設関連の業種についてはIPO人気はそれほど高くはありません。

また同じ日に3社のIPOが集中していることや、さらに翌日にも2社のIPOが行われるといった過密スケジュールであることもマイナス評価となります。

ただし業績などからは今後の成長性が期待できますし、また上場規模が11.3億円で東証マザーズとしてはやや小型であることなども有利だといえるでしょう。

これらを総合して判断すると初値についてはプラスリターンが期待できます。

みずほ証券が主幹事であり、その他にはマネックス証券、岡三証券、SMBCフレンド証券、いちよし証券、SMBC日興証券でも申し込みが可能です。岡三証券についてはオンラインでの取り扱いが期待できそうですし、また完全抽選制度で小口投資家にも当選が期待できるマネックス証券などもおすすめします。

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