2015/09/30

リボミックのIPO予測!やや強気の投資スタンスを推奨!

リボミック

東証マザーズにおいて、「リボミック」(証券コード4591)のIPO(新規上場)が行われます。想定価格は2240円、仮条件は2000円から2300円、ブックビルディング期間は9月8日(月)から9月12日(金)までとなっています。

リボミック(創薬プラットフォーム系バイオベンチャー事業)が新規上場します

RiboARTシステム(アプタマー創薬技術に関するプラットフォーム)をベースとした創薬事業の展開を主たる業務とするリボミックの新規上場が行われます。
リボミックは従業員数16人、社員の平均年齢40.1歳、社員の平均勤続年数6.7年、平均給与額およそ629.4万円の企業です。RNAアプタマーを用いた分子標的薬の研究開発がリボミックのメイン業務です。満足できる治療薬が存在しない免疫疾患やガンなどの医療分野において、効果的な新薬を開発することを目標としています。東京都港区白金台に本社があります。代表取締役社長は東京大学名誉教授の中村義一氏です。

RiboARTシステムをベースとした創薬事業を展開しています

リボミックでは創薬プラットフォームである「RiboARTシステム」を、アプタマー創薬技術による創薬事業のためのベースとしています。核酸であるRNAを素材とする分子がアプタマーです。タンパク質と結合してその働きを阻害することにより、病気の症状を改善する効果があります。
リボミックでは自社における新薬開発だけでなく、新薬のシーズの供与なども他社の要請に応じて行っています。自社創薬と他社との共同研究とを通じて、より効果的な新薬を開発することを基本方針としているのです。

自社創薬について

自社創薬においては医薬候補となるアプタマーの開発を一定の段階まで自社において行い、その成果を他社に対してライセンス販売することにより収益の獲得を目指しています。契約の成立時に受け取る一時金、開発の進行に伴って発生するマイルストーン収入、製品販売開始後におけるロイヤリティー収入などを期待することができます。難治性炎症疾患に対するRNAアプタマー新薬の開発事業は、「イノベーション実用化ベンチャー支援事業」(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による)に採択されています。
またアプタマー医薬に関する様々な特許を「アプタマー創薬」に関するこれまでの自社研究およびトランスレーショナル・リサーチの成果として出願しています。アプタマー医薬に関する権利は、知的財産として保護されているのです。

共同研究について

共同研究では提携製薬企業と共同でアプタマー医薬の研究を行い、提携先から分担する業務の割合に応じて支払われる研究費による収入の獲得を目指しています。アドバイザリー契約を除く共同研究では研究開発が一定の段階に達した時点でにおいて、提携先の製薬会社に研究内容をライセンス販売することで権利収入を得ることになります。現在は大正製薬、全薬工業、大塚製薬などを共同研究パートナーとしています。

業績の推移について

リボミックの業績については、売上高は平成23年3月期以降は低下傾向が続いていたのですが、今期においては第一四半期の時点で大きな売上を記録しています。バイオベンチャー企業ということで会計期間ごとの利益の増減の幅が大きいのですが、今後については成長が期待できるのではないでしょうか。営業キャッシュフローについてはこれまではマイナスでしたが、平成25年12月期においては純利益を上回る大幅なプラスとなりました。平成26年3月期においては自己資本率比率は71.9%、自己資本利益率はマイナスとなっています。

市場トレンドについて

初値については、インデックスの上昇トレンドが上場直前3ヶ月間続いていれば高いリターンが期待できるようです。東証マザース指数はこれまでの期間は好調だったのですが、現在は高値圏でのもみ合いが続いています。さらに突き抜けて上昇することができるかどうか注目を集めています。

上場規模について

最大で55.7億円ですから、リボミックの新規上場の規模は東証マザースとしては大型だといえます。上場規模については小さい方が初値が高くなる場合が多いようです。また公開比率については標準的な20%となっています。大塚製薬、全薬工業、岩井化学薬品、創業者の中村一族、経営者に対して90日間のロックアップが設定されています。またVCである大和、日興、ジャフコ、オリックス、SMBC、イノベーションエンジン、京大ベンチャーなどに対してはロックアップは設定されていません。

リボミックのIPOについてまとめてみました

新興市場に対するバイオベンチャー企業のIPOについては、市況の状況やIPO全般における動向の影響が大きいようです。ここ数年はIPO全般が好調でしたので、リプロセル+456.3%、ヒューマン・メタボローム+221.4%、ペプチドリーム+216.0%などのように高いリターンを実現するIPOが多かったのです。リボミックのIPOについても同様に高いリターンが期待できる可能性があるのですが、一方では今後の市場の動向などにも左右されますので慎重に判断することが必要かもしれません。
大和証券が主幹事であり、みずほ証券が副幹事となっています。その他にはマネックス証券、SBI証券、エース証券、いちよし証券などでも申し込むことができます。

結果

リボミックの初値は、公開価格2300円に対しておよそ20%下回る1830円となりました。9月時点での株価は1000~1200円付近を推移しています。

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