2015/09/29

IPOを信用取引すれば、間違いなくより大きく儲けられる?

儲けよくある質問に、IPOも信用取引ができるのかどうか、というのがあります。

まず、信用取引について説明すると、証券会社から資金を借りて株の売買をするということです。FXのように自己資金にレバレッジをかけるようなもので、株の信用取引では自己資金の約3倍の取り引きが可能です。信用取引の内容を細かく言えば、資金を借りて株を買うことを信用買い、証券会社から株を前借りして株を売ることを空売りと呼びます。
そして、信用取引には「制度信用取引」と「一般信用取引」という区別があります。前者は比較的金利が安いなどのメリットがあります。後者は金利が高いのですが、証券会社が独自にルールを設定しているので、各社で魅力が違います。
株式投資での信用取引はリスクを背負う危険もありますが、リターンも大きく得られるチャンスがあります。言わばハイリスク・ハイリターンの投資方法になります。

そんな信用取引はIPO投資でも利用できるのでしょうか。

その答えは、一応可能です。一応というのは、証券会社によってそのルール設定が違うので、できるところもあればできないところもあるからです。できるとすると、よくあるのが金利が日割りでつくなど、わりと短期で資金を借りるような設定になっていることが多いです。
よって、信用取引を利用してIPO投資をすれば、少ない資金で大きく利益をあげられる可能性があり、リスクはありますが非常に魅力のあるものになります

IPOを信用取引で行うメリット・デメリット

信用取引を行う大きな意味は、投資余力が増えることです。例えば500万円の投資をしたいときに自己資金だけで全額を用意すると大変ですし、なにかあったときにほかの投資にリスク分散することも難しくなります。しかし、投資余力が増やせる、つまり500万円用意したうちの半分を信用取引の資金にすれば、2倍で500万円分の投資ができますし、あまった250万円を別の投資先に充てれば、バリエーションを増せてリスクヘッジになるわけです。

また、株式投資での信用取引は、株の現物が時価の80%程度の評価で保証金となります。ですので、なにかあったときに背負ってしまう負債が軽減されるというメリットがあります。同時に、株が保証金になるということは、ほかに現金がなくても取り引きを行うことが可能になり、保証金内でIPO投資を行うことも可能です。これも投資余力の一種ですね。金利が年2~3%かかるので、この金利分がIPO投資のコストにはなりますが、高確率で初値が高くなるIPO投資なら、十分見合った利益を得ることができるはずです。

しかし、信用取引でのIPO投資にはデメリットもあります。

まずひとつは、先ほども書きましたが、金利などの諸経費がかかる点です。上場日まで日が少ない間にIPO株を買い、初日に売却してしまう場合はまだ借り入れている日数が少ない分、金利も大きな負担になりませんが、投資スタイルで中長期の保有を考えている方には信用取引は向いていないかもしれません。株式投資の信用取引はデイトレードなどの超短期派の方が向いています。

それからふたつめは保証金が必要なことです。自己資金を少なくと言いながらも、結局ここで現金を一定以上は用意しておかなければなりません。一応保証金は現金でなくてもよく、先に書いたように株式や投資信託を時価80%レベルとして担保に代用も可能です。

信用取引はFXのレバレッジと同じようなものです。自己資金以上の取り引きができるので、気を引き締めないと負債も大きくなります。また、大きな数字を見ていると気持ちが大きくなって、取り引きが大胆、悪く言えば雑になってしまう人もいます。うまく回っているうちは利益もその分増えるのは間違いないでしょうが、失敗すれば損失も膨らんでしまいます。平常心を保つことを忘れないようにしましょう。

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