2015/09/29

OATアグリオのIPO投資スタンスは地味な業種なので様子見で

OATアグリオ

東証2部において、「OATアグリオ」(証券コード4979)のIPO(新規上場)が行われます。想定価格は4200円、ブックビルディング期間は6月10日(火)から6月16日(月)までとなっています。

OATアグリオ(農薬・肥料・養液土耕栽培システムなどの開発・販売)が新規上場します

農薬・肥料・養液土耕栽培システムなどの開発・販売を主たる業務とするOATアグリオの新規上場が行われます。
OATアグリオは従業員数128人、社員の平均年齢41.4歳、社員の平均勤続年数2.9年、平均給与額およそ706.4万円の企業です。OATアグリオはMOBにより2010年に設立された企業であるため、平均勤続年数の数値は低めになっています。バイオスティミュラント技術をOATアグリオではコアコンピタンスとしており、国内外において農薬・肥料・養液土耕栽培システムなどの開発・販売を国内外で行っているのです。具体的には殺虫剤オリオン、殺虫剤オンコル、殺ダニ剤ダニサラバ、殺菌剤オーシャイン、殺菌剤合点などの農薬や、OATハウス肥料シリーズ、OK-Fシリーズ、亜りん酸肥料、養液土耕肥料シリーズ、養液土耕肥料シリーズ、隔離栽培専用肥料のタンクミックスシリーズなどの肥料を施設園芸向けに提供しています。特に水耕栽培分野でトップシェアを獲得しているのがOATハウス肥料シリーズであり、大規模植物工場向けから最近では家庭用キットまで幅広く販売を行っているのです。
また作物が必要な水や肥料を機械化されたシステムによって自動的に与えることができる養液土耕栽培システムは、現在3000台ほどが日本全国の農家に納入されています。作物の品質や収穫量の工場、環境負荷の低減、農家の労力軽減などを目的として使用されているのです。また「AGRIO」という通販サイトにおいて、一般消費者向けの肥料や水耕栽培キットなどの販売も行っています。

業績の推移について

OATアグリオの業績については、売上高も経常利益も右肩上がりで大幅に増加しています。純利益についても同様に、平成23年12月期を底として以降は右肩上がりとなっています。自己資本比率34.1%、自己資本利益率16.1%であり、営業キャシュフローについては平成24年12月期はマイナスでしたが、翌平成25年12月期は純利益を上回る推移となっています。

市場トレンドについて

初値については、上昇トレンドが上場直前3ヶ月間続いていると高いリターンが期待できるようです。軟調な展開が東証2部では続いていたのですが、5月21日を底として反発して現在は好調が続いているようです。インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人などのIPOも好調でしたし、IPO全体に対する需給が改善されつつあるようです。

上場規模について

最大で38.6億円ですから、OATアグリオの新規上場の規模は東証2部の上場としては平均的だといえるでしょう。上場規模が小さい方が初値は高くなるという傾向があるようです。また公開比率については29%となっています。MOBからのexit案件らしく公開比率の数字はやや高めとなっているようです。合計65%(VC、エス・ディー・エスバイオテック、ハイケム、北興化学工業、大塚化学、グローカルジャパン、丸善薬品産業、りそな銀行、経営陣など)に対してロックアップが180日間設定されています。

OATアグリオのIPOについてまとめてみました

OATアグリオは農業の生産性向上を取り扱うテーマ性の高い業種だといえるのですが、IPO人気については地味な業種であることなどからイマイチとなっています。東証2部、MOBからのexit案件、IPOラッシュ中の上場などの条件から判断すると、初値予想は公募価格~公募価格割れ程度になりそうです。
大和証券が主幹事、野村證券が副幹事であり、その他にはみずほ証券、SMBC日興、SBI証券、東海東京証券、むさし証券、岡三証券などでも申し込むことができます。

結果

公開価格の4200円に対して、初値は6.3%安の3935円となりました。9月時点でのOATアグリオの株価は、1200~1400円付近を推移しています。

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