2015/10/04

IPOが創業者利益を得る手段のトレンドになっている!?

創業IPOで利益を得るのは投資家だけではありません。創業者にも大きなメリットがあるのです。立ち上げた企業を上場させて莫大な利益を得るために行うのもまたひとつのトレンドとなっています。

そもそも創業者利益というのがどんなものか、ちゃんと理解されていますか。
創業者利益と聞くと、会社の売り上げを報酬として受けとることがそれに当たると思っている方も少なくありません。確かに、上場していない中小企業や自営業の店などではそうであるかもしれません。しかし、上場するかしないかで言えば、創業者=社長とは限りません。必ずしも経営や営業に参加していなくても、上場することで創業者利益という莫大な金額を手にすることができます
自社の株を保有し、それを売買することで、株式会社の事業活動のために投入した資本金と、発行した株式の総額との差額を得るのです。これが創業者が利益として取得されるものです。昨今の創業者利益獲得の主流になっているのが、投資家に人気で、高確率で高値がつくIPOというわけです。

ですので、創業者はできるだけ多くの利益を得たいわけですから、上場させる企業の株価を初値だけでなく、その後の推移でも高値を狙いたいわけです。そのために、しっかりとした主幹事と協力し合いながら、適正価格以上の値がつくように努力をします。投資家もその意気込みに期待して価格を判断していきます。だからこそ、IPOは初値が高確率で高くなるのです。

富を得るための手段、創業者利益の仕組み

創業者が創業者利益を得る仕組みを今一度詳しく見てみましょう。
例えば、創業時に資本金5000万円を投じたとします。同時に5000円の株式を1万枚発行しました。
数年経って、経営も順調で、知名度のある企業に成長しました。このように業績が評価されれば、それに比例して株価も上昇します。数年後には株価が何倍にもなるほどの人気ぶりです。このときに株価が5万円にまでなっています。

このときに発行した1万枚の株券のうち、半分を売却してみましょう。5万円×5000枚ですから、2.5億円にもなります。元は5000円×5000枚ですから2500万円の価値だったものが、10倍もの価値に跳ね上がっているのです。
まだ保有している残りの5000枚も2.5億円ですから、合計で5億円ですね。最初に投じた資金は5000万円なので、差額4.5億円が創業者利益となるわけです。

このように株式市場に上場し、さらに事業が大きく成長して株価が上昇すれば、少ない資本から多額の創業者利益を得ることができるのです。

創業者利益で主流のIPOが人気の理由

創業者利益獲得の方法として上場が最も手っ取り早いということで、現在の主流はIPOで創業者が大きな富を得るようになっています。
IPOはご存知のように初値が高騰しやすいので、多くの株を所有している創業者にとっては一気に儲けるチャンスになります。仮にその企業自体があまり大きな利益を生み出していなかったとしても、上場時の時世によっては初値が高くつくので、創業者は上場をするだけで莫大な創業者利益を手にすることが可能です。その時点では利益が少ない企業でも将来性があれば初値は上がりますし、その後の株価も好調となります。

将来性もなく事業的な魅力に乏しいとその後の株価は下がりますが、初値はまた別物なので多くのケースで初値が高くなるケースが多いです。特に最近の傾向では創業者やその一族が保有する株式がIPOの初値で適正価格よりも値がはね上がることが頻発しています。そのときに経営権を揺るがさない程度に株式の一部だけを売却しても莫大な現金が創業者利益として手に入ります。夢がありますね。

ただ、所有株数の多い創業者の場合は上場時に売買の制限などがかけられてしまうので、利益はある程度が限界で、上限が出てくるのですが。まあそれでも大きな利益を得ることができることには違いはありません。

ですので、創業者利益を得るのに手っ取り早いと主流になったのがIPOというわけです。上場する創業者自身が損をしたくないわけですから、上場する場合はそれなりの規模や計画などを作り、将来性のあるデータを示します。そして、それを投資家が見てIPO投資に向かってくるので、初値は大体上がるというわけです。

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