2020/02/27

【2020年最新版】スマート申告のやり方まとめ!スマホだけでe-Taxの確定申告ができる!

2020年1月31日から、スマートフォンで確定申告を行える「スマート申告」のシステムが大幅に刷新されました。

スマート申告は2019年1月にスタートしましたが、これまでは「ID・パスワード方式」の認証方法しか利用できず、税務署に行くかマイナンバーカードを使ってe-Taxログイン用のパスワードを発行しなければならない煩わしさがありました。

しかし現在では、電子証明書読み取りに対応しているiPhone・Android機種をお持ちの方なら、スマホとマイナンバーカードだけで確定申告手続きを完了できます。PCやICカードリーダライタは必要ありません。

具体的なやり方がよく分からない
スマートフォン以外に何か必要なものがあるの?

という疑問が湧いて二の足を踏んでいる方のために、スマホでの確定申告時に必要な物や具体的な手順、やってみた感想などをまとめてみました。

本記事を読めば、お手持ちのスマートフォンでも確定申告を行えるようになるので、ぜひ参考にしてください。

なお、確定申告の基本やe-Taxの特徴などを知りたい方は、以下の記事もあわせてお読みいただければ幸いです。

【2020年最新版】e-Taxの使い方を利用開始手続きから納税まで徹底解説!初心者でもネットで確定申告できる!

スマート申告とは?

政府は何年も前から税務手続の電子化を推進しており、インターネット上で申告・納税手続きが出来るe-Taxの普及に力を入れてきました。

その一環として、2019年1月から遂にスマートフォンを使った電子申告が可能となり、「スマホ申告」または「スマート申告」と呼ばれています。

ポイント

  • e-Taxで電子申告を行うためには、原則マイナンバーカードが必要
  • しかし、マイナンバーカードの電子証明書読み取りに対応しているスマホ機種はAndroidのごく一部だけだった
  • ID・パスワード方式による認証には、事前準備に手間がかかる問題もあった

⇒そこで、スマホに搭載されているFeliCaチップでマイナンバーカードを読み取れる専用アプリを開発

マイナンバーカードがあれば、AndroidだけでなくiPhoneのスマートフォンでもe-Taxの電子申告が可能になった!

>>マイナンバーカード読み取り対応のスマートフォン機種一覧

総務省の調査によると、年々上昇傾向にあるスマートフォンの世帯保有率は2017年時点で75.1%とパソコンのそれ(72.5%)を追い抜いており、今やスマホは子供から大人まで持っている国民的情報ツールと言っても過言ではありません。

出典:総務省
スマート申告は現代人のITライフに即したサービスであり、e-Taxの利用率アップへの期待を寄せられています。

スマート申告のメリット

スマート申告には以下の3つのような長所があり、時間的・経済的な面で納税者の負担を軽減してくれます。

PCやICカードリーダライタが不要

パソコンのブラウザでe-Taxにアクセスして確定申告を行う場合、認証時にマイナンバーカードを読み取るためのICカードリーダライタが必要です。

電子マネー管理などのために既に所有している人は良いですが、持っていない方は確定申告のためだけにわざわざ実費で購入しなければなりません。

その点、スマート申告を活用すれば、これらの手間・出費を回避することが可能です。

また、スマート申告は事前準備からデータ送信まで全作業をスマートフォン上で行えるため、パソコンを持っていない方でも大丈夫です。

タップやフリックなど基本的なスマホ操作だけで、確定申告に必要な作業を簡単に進めていくことが出来ます。

最近ではパソコンを使わずスマホだけでネットを利用しているユーザーも珍しくなく、こうした方々のことにもしっかり配慮しているのは素晴らしいことです。

認証方法を選択可能
スマート申告では、「マイナンバーカード方式」・「ID・パスワード方式」・「書面提出」、3種類の中から好きな提出方法を自分で選択できます。

マイナンバーカードの発行手続き自体はネット上で完結させることが出来ますが、通知カードと一緒に送られてきた「個人番号カード交付申請書」や自分の「顔写真」などを用意しなければなりません。

しかも申請から発行まで数か月ほど待たされることもあります。すでにマイナンバーカードを持っている方は良いですが、2月や3月に新規発行を申し込んでいたらとても確定申告に間に合わないでしょう。

やっとマイナンバーカード(個人番号カード)が手に入ったのでFXの取引口座にマイナンバーを登録してみた

一方、ID・パスワードは税務署に出向けば即日発行可能です。つまり、マイナンバーカード所有の有無に関係なく、対応機種のスマホさえあればどなたでもスマート申告を利用できるのです。

場所を選ばず作業に集中できる

スマートフォンはパソコンよりも携帯性に長けており、屋内だけでなく屋外でもスマート申告の作業を行うことが出来ます。

作業途中でデータを一時保存して中断することも可能。

しかもe-Taxは確定申告の期間中なら基本的に24時間いつでも稼働しているので、仕事が忙しい社会人の方でも暇を見つけて片手でスマホをいじりながら確定申告を終わらせられる魅力があります。

e-Tax(スマート申告)の利用可能時間

  • 確定申告期間(2020年度は2月17日(月)~3月16日(月)まで):毎日24時間利用可(月曜日の午前0時~8時30分のメンテナンス時間を除く)
  • 通常期の月曜日~金曜日:24時間利用可(月曜日の午前0時~8時30分のメンテナンス時間を除く)
  • 通常期の土日祝日:基本的に休止しているが、最終土曜日・日曜日については午前8時30分から24時まで利用可
追記:COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大により、2020年度(2019年分・令和元年分)の確定申告期限が1か月延長され、4月16日までとなりました。

スマート申告のデメリット

スマート申告は2019年1月に解禁されたばかりなので、システムに改善が必要な点も少なくありません。

スマホで確定申告しようと思っている方は、以下の3点に気をつけてください。

申告できる条件が限られている

基本的にスマート申告の用途は「白色申告のみ」であり、以下のような機能制限があります。

  • 収支内訳書や青色申告決算書の作成には対応していない
  • 消費税や贈与税の申告書作成も出来ない
  • 特定の条件にそぐわない申告の場合、ユーザーは強制的にPC版を使わせられる

スマート申告のスマホ専用画面で申告できる収入・所得控除等の対応状況を具体的に表にまとめると、以下のようになります。

収入 給与所得の全て
(年末調整済1か所、年末調整未済、2か所以上の勤務先からの収入)
雑所得
(年金収入、副業の収入など)
一時所得
(賞金、生命保険の一時金など)
所得控除 全ての所得控除
税額控除 政党等寄附金特別控除
災害減免額
その他 予定納税額
本年分で差し引く繰越損失額

2019年度版のスマート申告に比べれば対応範囲が拡大しましたが、とても全ての納税者に対応できるシステムとは言えません

これらの条件を許容できない方は、スマート申告の利用を見送った方が賢明です。
マイナンバーカードの読み取りに対応していない機種がある

スマート申告はiPhone・Androidなどのスマホだけでなく、AndroidタブレットやiPadでも行えます。

ただし、iPadはマイナンバーカード方式に対応していません。iPadでスマート申告を利用する場合は、「ID・パスワード方式」か「書面提出」を選択する必要があります。

また、iPhoneやAndroidであっても、NFC対応(FeliCaチップ内蔵)機種でなければマイナンバーカードの読み取りが出来ません。

スマート申告でマイナンバーカード方式を選択する場合は、iPhone 7以降またはNFC対応のAndroid機種を用意してください。

マイナンバーカード方式に対応しているスマホ・タブレット
OS ブラウザ PDF閲覧
iOS 13.2以降
(iPhone 7以降、iPadは不可)
Safari 13.0 Safari PDF Viewer
Android 6.0以降 Google Chrome 78 Adobe Acrobat Reader DC

>>マイナンバーカード読み取り対応のスマートフォン機種一覧

ID・パスワード方式、書面提出に対応しているスマホ・タブレット
OS ブラウザ PDF閲覧
iOS 11.4以降
(機種は不問)
Safari 11.0以降 Safari PDF Viewer
iPadOS 13.2
(機種は不問)
Safari 13.0以降
Android 6.0以降
(機種は不問)
Google Chrome 78 Adobe Acrobat Reader DC
ID・パスワードの発行が面倒くさい

マイナンバーカードの読み取りに対応していないスマホ・タブレットを使ってスマート申告を行う場合、ID・パスワード方式を選択すれば確定申告書を印刷・郵送する手間を省けて便利です。

しかし、その場合は本人確認用の「利用者識別番号(ID)」と「暗証番号(パスワード)」が必要です。

このID・パスワードを取得するためには、管轄の税務署に直接出向いて職員と対面による本人確認を行う必要があります。

当然、電話や手紙による申請は不可なので、確定申告作業を全て自宅内で終わらせたいという要望には添えません。

インターネット経由でe-Taxの確定申告書等作成コーナーからID・パスワード発行手続きを進めることも出来なくはありませんが、その場合は結局マイナンバーカードとICカードリーダライタが必要となります。(しかも申請から承認まで1~3日ほど待たされる可能性あり。)

スマート申告に必要な物まとめ

ここまでスマート申告の概要を紹介してきましたが、納税者にとって一番重要なのは「どうすれば実際にスマホで確定申告できるのか」という点です。

まずは、「スマート申告を始めるためには具体的に何が必要なのか」を認証方法ごとに確認してみましょう。

スマート申告の認証方法 必要な物
マイナンバーカード方式
ID・パスワード方式
  • ID・パスワード(税務署での発行時には、顔写真付きの本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)と自分で考えた暗証番号(文字数は半角英数字8文字以上50文字以内)が必要)
  • インターネット接続可能なスマートフォン・タブレット端末
  • 源泉徴収票や各種控除の領収証などの証明書類
書面提出
(オンライン認証不要)
  • インターネット接続可能なスマートフォン・タブレット端末
  • 源泉徴収票や各種控除の領収証などの証明書類
  • 確定申告書類印刷用のプリンタ(自宅に無ければコンビニのネットプリントサービスを利用してもOK)
  • 印鑑
  • マイナンバー証明書類
  • 郵送用の封筒と切手(直接税務署に持参する場合は不要)

マイナンバーカードが絶対に必要というわけではないので、自分に合った提出方法を選んでください。

ここからは、それぞれの方法でのiPhone版スマート申告のやり方を具体的に解説していきます。

マイナンバーカード方式の流れ

マイナンバーカード方式でスマート申告を行うためには、マイナンバーカードが必要です。まだマイナンバーカードを持っていない方は、以下の記事を参照してマイナンバーカードを発行してください。

やっとマイナンバーカード(個人番号カード)が手に入ったのでFXの取引口座にマイナンバーを登録してみた

iPhoneの場合、確定申告時に「e-Taxアプリ」と「マイナポータルAP」という二つのアプリが必要です。
まずは以下のリンクにアクセスして、App Storeで配信されているe-Taxアプリを端末にインストールしてください。
>>e-Taxアプリのダウンロードはコチラから

iPhoneの場合、「マイナポータルAP」というアプリを使ってマイナポータルのアカウント情報を登録しなければなりません。
以下のリンクにアクセスして、App Storeで配信されているマイナポータルAPアプリを端末にインストールしてください。
>>マイナポータルAPのダウンロードはコチラから

マイナポータルAPを起動して、「マイナポータルにスマホでログイン」をタップします。

マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書のパスワード(マイナンバーカード発行時に設定した4桁のパスワード)を入力して「次へ」をタップします。

机の上にマイナンバーカードの表面を上にして置き、その上にiPhoneの背面をかぶせて「読み取り開始」をタップします。

iPhoneがマイナンバーカードの読み取りを終えるまでしばらくお待ちください。

読み取りに失敗した場合、画面上にエラーメッセージが表示されます。
iPhoneの上部をマイナンバーカードの中央付近に合わせ、スマホとカードが完全に接触するように置いてください。ちょっとでも隙間があるとエラーの原因になります。

「読み取りが完了しました」と表示されたら認証成功です。

マイナポータルのサイトに移動したら、アカウント情報登録を行います。
メールアドレスを入力し、「利用規約に同意して確認」→「完了」とタップしてください。

アカウント情報登録後に「メインメニュー」をタップする(またはすでにマイナポータルのアカウント登録が完了している)と、マイナポータルのトップページが表示されます。
画面を下にスクロールして、「もっとつながる」をタップしてください。

「つながっていないウェブサイト」欄に表示されている「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」の「つなぐ」をタップします。

同意確認画面で「同意」をタップします。

アカウント登録用情報の送信画面にて「マイナンバーカードから読取」をタップします。

マイナンバーカードの券面事項入力補助用パスワード(マイナンバーカード発行時に設定した4桁のパスワード)を入力して「次へ」をタップします。

先程と同様の手順で、マイナンバーカードの読み取りを行ってください。

マイナンバーカードの情報が反映されたら、画面右下の「送信」をタップします。

e-Taxの画面が表示されたら、「マイナンバーカードの読み取り」をタップします。

先程と同様の手順で、マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書のパスワード入力・マイナンバーカードの読み取りを行ってください。

「ログイン認証に成功しました」と表示されたら、マイナポータルAPのアプリを終了してSafariを開きます。

すでにe-Taxを利用したことのある方は「利用者識別番号・暗証番号をお持ちの方はこちら」をタップしてください。
逆に、今までe-Taxを利用したことのない方は「初めてe-Taxをご利用される方はこちら」をタップしてください。

「利用者識別番号・暗証番号をお持ちの方はこちら」を選択した場合、利用者識別番号と暗証番号を入力して「同意」をタップします。

「初めてe-Taxをご利用される方はこちら」を選択した場合、画面の指示に従って必要事項を入力し、マイナンバーカード方式の登録を行います。
ちなみに「納税用確認番号」とは、電子納税を利用する際に必要となる任意の6桁の数字のことです。適当な番号で構いませんが、所得税をATM等で納付したい方は忘れないように注意してください。

「もっとつながる」の設定画面が表示されたら、「同意」をタップします。

つながり完了画面が表示されたら、「国税電子申告・納税システム(e-Tax)を利用する」をタップします。

「申告書等の作成へ」をタップします。

「作成開始」をタップします。

「e-Tax(マイナンバーカード方式)」を選択します。
続いて、今回確定申告する年分と収入の種類、源泉徴収票の枚数、年末調整済みの有無、医療費控除・寄付金控除の有無などを設定して「次へ」をタップしてください。

ちなみに、スマート申告が対応していない年分や収入(所得)・控除等を申告しようとすると、強制的にPC版の入力画面に移動させられます。
作業を続けられないこともないですが、このインターフェイスでは入力しづらいので、パソコンをお持ちの方はそちらで確定申告することをおすすめします。

「申告書作成前の確認」画面が表示されたら、利用規約を確認して「同意して次へ」をタップします。

「住所等の情報の確認・訂正」画面が表示されたら、内容をチェックして「次へ」をタップします。
万一不備があれば、「編集」ボタンをタップして訂正してください。

画面の指示に従って、自分の該当する所得や控除を入力します。

「医療費控除」をタップすれば、医療費控除またはセルフメディケーション税制の申告を行えます。

「寄附金控除・政党等寄附金等特別控除」をタップすれば、ふるさと納税などの寄附金控除の申告を行えます。

「住民税等に関する事項の入力」画面が表示されたら、扶養親族の有無等を入力して「次へ」をタップします。

「計算結果の確認」画面にて、納付または還付される所得税額が自動的に計算されて表示されます。
税金延納届出の有無、納付方法を設定して「次へ」をタップしてください。
自動引き落とし、クレジットカード払い、窓口納付など様々な納税方法を選択できます。初めて振替納税を行う場合は、振替納税依頼書を作成することも出来ます。

「基本情報の入力」画面が表示されたら、本人情報を確認して「次へ」をタップします。

「マイナンバーの入力」画面が表示されたら、空欄にマイナンバーを入力して「次へ」をタップします。

「送信前の申告内容確認」画面が表示されたら、必要に応じて帳票の確認・保存・印刷を行って「次へ」をタップします。

「送信準備」画面が表示されたら、必要に応じて特記事項や税理士等に関する事項を入力して「次へ」をタップします。

「STEP1 署名付与」画面が表示されたら、「署名を付与する」をタップします。

マイナンバーカードの署名用電子証明書のパスワード(マイナンバーカード発行時に設定した6~16桁の半角英数字)を入力して「次へ」をタップします。

iPhoneでマイナンバーカードの情報を読み取ります。

「電子署名の付与に成功しました」と表示されたら、再びSafariに戻ります。

「STEP2 証明書の読み取り」画面が表示されたら、「証明書を読み取る」をタップします。

マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書のパスワード(マイナンバーカード発行時に設定した4桁のパスワード)を入力して「次へ」をタップします。

iPhoneでマイナンバーカードの情報を読み取ります。

「ログイン認証に成功しました」と表示されたら、再びSafariに戻ります。

「STEP3 確定申告書データの送信」画面が表示されたら、「e-Taxアプリで送信する」をタップし、「開く」を選択します。

e-Taxアプリが起動して「STEP3.9 即時通知の確認」画面が表示されたら、表示内容を確認します。
問題が無ければ、「いいえ」を選択して「データを再送信する」をタップします。

データが正常に送信されたら、「STEP4 即時通知の確認 送信結果の内容」画面が表示されます。
内容をチェックして、「受付結果を確認する」をタップします。

「STEP5 受付結果(受信通知)の確認」画面が表示されたら、内容をチェックして「遷移コードをコピー」をタップします。

「STEP6 遷移コードの入力」画面が表示されたら、先程コピーした6桁の数字を遷移コード欄に貼り付け(ロングタップ後に「ペースト」を選択)して「次へ」をタップします。

「送信票兼送付書等印刷」画面が表示されたら、必要に応じて帳票の確認・保存・印刷を行って「次へ」をタップします。

「申告書を送信した後の作業について」画面が表示されたら、入力データの保存や納税方法など各種注意事項の確認を行って「終了」をタップします。

確認画面で「はい」をタップすれば確定申告終了です。
所得税の納付が必要な方は、期限内(2020年度は4月16日まで)に自分の選択した方法で忘れずに納税しましょう。

ID・パスワード方式の流れ

ID・パスワード方式でスマート申告を行うためには、税務署から発行されたID・パスワードが必要です。スマート申告の認証に用いるID・パスワードは、以下の2つの方法で発行できます。

  1. 管轄の税務署に行って窓口で発行してもらう
  2. webブラウザ(e-Taxの確定申告書等作成コーナー)上で届出を提出する

ここでは、両方のやり方の具体的な流れを紹介していきます。

2の方法ではパソコン・マイナンバーカード・ICカードリーダライタが必要になるため、個人的には1の方法をお勧めします。
税務署に行って窓口で発行してもらう
  1. 半角英数字8文字以上50文字以内の暗証番号を自分で考えておく
  2. 運転免許証・パスポート・マイナンバーカード等の顔写真付き本人確認書類を持って、自分の納税を管轄している税務署に行く(場所が分からない場合は以下のリンクをクリックして検索)
    >>自分の管轄の税務署を調べる
  3. 窓口で「e-Tax用のID・パスワードを発行したい」と伝え、渡された用紙に自分の氏名・住所・電話番号等を記入する
  4. 本人確認書類を税務署の職員に提示し、申請内容に間違いが無いことを確認してもらう
  5. 税務署のパソコンで、氏名・住所・電話番号等と事前に決めておいた暗証番号(半角英数字8文字以上50文字以内のパスワード)を自分で入力する
  6. 「利用者識別番号」と「パスワード」が記載された書類を受け取る

⇒以後、ID・パスワード方式の利用が可能に!

手続き自体は5分~10分程度で完了しますが、混雑している時間帯に行くと多少待たされる可能性があります。

週明け・休み明けにあたる月曜日や火曜日の午前中は避け、比較的空いている木曜日・金曜日の午後2時~午後5時頃の時間帯を目安にすると良いでしょう。
e-Taxの確定申告書等作成コーナーで届出を提出する

この手続きをwebブラウザ上で行うためには、パソコンでe-Taxの各種サービスを使えるように事前準備を済ませておく必要があります。

以下の記事を参考にして、e-Tax(web版)と確定申告書等作成コーナーのセットアップを済ませておいてください。

>>e-Taxソフト(WEB版)と確定申告書等作成コーナーの事前準備手順について

  1. パソコンのブラウザで確定申告書等作成コーナーにアクセスし、右下の「ID・パスワード方式の届出」の「届出を行う」をクリック

  2. 「ID・パスワード方式利用開始」をクリック

  3. パソコンにICカードリーダライタを接続し、マイナンバーカードをセットして「マイナンバーカードの読み取り」をクリック

  4. マイナンバーカード発行時に設定した4桁のパスワード(利用者証明用パスワード)を入力して「OK」をクリック

  5. ID・パスワード方式届出コーナー(利用開始)にて、氏名・生年月日・電話番号・職業・屋号を入力して「次へ」をクリック

  6. 納税地や提出先税務署の情報を入力して「次へ」をクリック

  7. 整理番号や参考事項等(任意)を入力して「確認」をクリック

  8. 入力内容を確認し、間違いが無ければ「次へ」をクリック

  9. 「電子署名の付与」をクリック

  10. 認証局サービス名で「公的個人認証サービス(マイナンバーカード)」を選択し、「次へ」をクリック

  11. マイナンバーカード発行時に設定した6~16桁のパスワード(署名用パスワード)を入力して「OK」をクリック

  12. 電子証明書の登録内容を確認し、「電子署名の付与」をクリック

  13. 「閉じる」をクリック

  14. 「送信」をクリック

  15. 「はい」をクリック

  16. 送信が完了したらブラウザを閉じる

  17. 税務署での審査が終わったら、メッセージボックスに「ID・パスワード方式の届出完了通知」が届く(申請から1~3営業日後。)

⇒以後、ID・パスワード方式の利用が可能に!

ちなみに、e-Taxの利用開始時に取得した「利用者識別番号・暗証番号」とID・パスワード方式に用いる「利用者識別番号・暗証番号」は同じものです。しかし、 ID・パスワード方式の届出を提出しないと、e-Taxログイン用のパスコードをID・パスワード方式の認証IDとして使用することは出来ません。

ID・パスワードを取得出来たら、以下の手順でスマート申告を行いましょう。

スマホ版e-Taxにアクセスし、「作成開始」をタップします。

「e-Tax(ID・パスワード方式)」を選択します。
続いて、今回確定申告する年分と収入の種類、源泉徴収票の枚数、年末調整済みの有無、医療費控除・寄付金控除の有無などを設定して「次へ」をタップしてください。

ちなみに、スマート申告が対応していない年分や収入(所得)・控除等を申告しようとすると、強制的にPC版の入力画面に移動させられます。
作業を続けられないこともないですが、このインターフェイスでは入力しづらいので、パソコンをお持ちの方はそちらで確定申告することをおすすめします。

「申告書作成前の確認」画面が表示されたら、利用規約を確認して「同意して次へ」をタップします。

「利用者識別番号等の入力」画面が表示されたら、利用者識別番号と暗証番号を入力して「次へ」をタップします。

「住所等の情報の確認・訂正」画面が表示されたら、内容をチェックして「次へ」をタップします。
万一不備があれば、「編集」ボタンをタップして訂正してください。

画面の指示に従って、自分の該当する所得や控除を入力します。

「医療費控除」をタップすれば、医療費控除またはセルフメディケーション税制の申告を行えます。

「寄附金控除・政党等寄附金等特別控除」をタップすれば、ふるさと納税などの寄附金控除の申告を行えます。

「住民税等に関する事項の入力」画面が表示されたら、扶養親族の有無等を入力して「次へ」をタップします。

「計算結果の確認」画面にて、納付または還付される所得税額が自動的に計算されて表示されます。
税金延納届出の有無、納付方法を設定して「次へ」をタップしてください。
自動引き落とし、クレジットカード払い、窓口納付など様々な納税方法を選択できます。初めて振替納税を行う場合は、振替納税依頼書を作成することも出来ます。

「基本情報の入力」画面が表示されたら、本人情報を確認して「次へ」をタップします。

「マイナンバーの入力」画面が表示されたら、空欄にマイナンバーを入力して「次へ」をタップします。

「送信前の申告内容確認」画面が表示されたら、必要に応じて帳票の確認・保存・印刷を行って「次へ」をタップします。

「送信準備」画面が表示されたら、必要に応じて特記事項や税理士等に関する事項を入力して「次へ」をタップします。

「電子申告等データの送信」画面が表示されたら、暗証番号を入力して「送信する」をタップします。

「即時通知の確認」画面が表示されたら、表示内容を確認します。
問題が無ければ、「いいえ」を選択して「データを再送信する」をタップします。

データが正常に送信されたら、「即時通知の確認 送信結果の内容」画面が表示されます。
内容をチェックして、「受付結果を確認する」をタップします。

「受付結果(受信通知)の確認」画面が表示されたら、内容をチェックして「送信票等印刷へ進む」をタップします。

「送信票兼送付書等印刷」画面が表示されたら、必要に応じて帳票の確認・保存・印刷を行って「次へ」をタップします。

「申告書を送信した後の作業について」画面が表示されたら、入力データの保存や納税方法など各種注意事項の確認を行って「終了」をタップします。

確認画面で「はい」をタップすれば確定申告終了です。
所得税の納付が必要な方は、期限内(2020年度は4月16日まで)に自分の選択した方法で忘れずに納税しましょう。

書面提出の流れ

スマート申告で作成した確定申告書をプリンタで印刷すれば書面提出できます。税務署に届けるまでに手間がかかるのが難点ですが、マイナンバーカードやID・パスワードを取得していない方はコチラの方法を選択すると良いでしょう。

スマホ版e-Taxにアクセスし、「作成開始」をタップします。

「書面」を選択します。
続いて、今回確定申告する年分と収入の種類、源泉徴収票の枚数、年末調整済みの有無、医療費控除・寄付金控除の有無などを設定して「次へ」をタップしてください。

ちなみに、スマート申告が対応していない年分や収入(所得)・控除等を申告しようとすると、強制的にPC版の入力画面に移動させられます。
作業を続けられないこともないですが、このインターフェイスでは入力しづらいので、パソコンをお持ちの方はそちらで確定申告することをおすすめします。

「申告書作成前の確認」画面が表示されたら、生年月日を入力後に利用規約を確認して「同意して次へ」をタップします。

画面の指示に従って、自分の該当する所得や控除を入力します。

「医療費控除」をタップすれば、医療費控除またはセルフメディケーション税制の申告を行えます。

「寄附金控除・政党等寄附金等特別控除」をタップすれば、ふるさと納税などの寄附金控除の申告を行えます。

「住民税等に関する事項の入力」画面が表示されたら、扶養親族の有無等を入力して「次へ」をタップします。

「計算結果の確認」画面にて、納付または還付される所得税額が自動的に計算されて表示されます。
税金延納届出の有無、納付方法を設定して「次へ」をタップしてください。
自動引き落とし、クレジットカード払い、窓口納付など様々な納税方法を選択できます。初めて振替納税を行う場合は、振替納税依頼書を作成することも出来ます。

「基本情報の入力」画面が表示されたら、本人情報を入力して「次へ」をタップします。

「マイナンバーの入力」画面が表示されたら、空欄にマイナンバーを入力して「次へ」をタップします。

書面提出の場合は、マイナンバーの写しの添付または受付係員への提示が必要です。注意事項に目を通したら「閉じる」をタップしてください。

「申告書の印刷」画面が表示されたら、「帳票表示・印刷」をタップします。

画面下中央の共有アイコンをタップします。

「”ファイル”に保存」をタップします。

PDFファイルを保存する場所を指定して、画面右上の「保存」をタップします。

「申告書を印刷した後の作業について」画面が表示されたら、入力データの保存や書類提出・納税方法など各種注意事項の確認を行って「終了」をタップします。

確認画面で「はい」をタップします。

書面提出の場合は、e-Taxで作成した書類を印刷しなければなりません。先程保存したPDFファイルを開きましょう。
iPhone内に保存した場合は、ホーム画面で上から下にスワイプして検索ボックスに「pdf」と入力すればすぐに保存場所にアクセスできます。

画面左下の共有アイコンをタップします。

「プリント」をタップします。

Wi-Fiに対応しているプリンタの電源をオンにすると、「プリンタ」をタップした時に名称が表示されます。「プリント」をタップして確定申告書を印刷しましょう。

もしも自宅にプリンタが無い方は、iPhoneに保存したpdfファイルをコンビニのネットプリントサービスでプリントアウトしましょう。
スマート申告で確定申告書のpdfファイルを作成・保存したら、以下のリンクをタップして「かんたんnetprint」アプリをダウンロード・インストールしてください。
>>かんたんnetprintのダウンロード・インストールはコチラ

かんたんnetprintアプリを起動し、利用規約に同意したらホーム画面右下の「+」ボタンをタップします。

メニューから「文書ファイルを選ぶ」をタップします。

スマート申告で作成した確定申告書のpdfファイルを選択します。

「用紙サイズ」を「A4」、「カラーモード」を「白黒」に設定して、「登録」をタップします。

「プリント予約番号」を確認したら、最寄りのセブンイレブンに出向いてマルチコピー機を操作し、「プリント」→「ネットプリント」とタップしてください。
プリント予約番号(8桁の英数字)を入力して「プリントスタート」を押せばOKです。
その際、印刷代としてA4サイズ一枚あたり20円かかります。お金を忘れないように注意してください。

確定申告書の印刷が完了したら、書面に押印し、マイナンバーを確認できる書類(通知カード等)と運転免許証などの身分証明書を持って税務署の受付に提出すればOKです。その際、各種控除の証明書類等を台紙に貼付しておくのをお忘れなく。
ちなみに確定申告書は所得証明の書類にもなるので、提出用だけでなく控えも一緒に持って行き、受付印を押してもらって保存しておくと良いでしょう。
郵送で済ませたい場合は、添付書類台紙にマイナンバー関連の書類の写しも貼付し、控えも含めた各書類と返信用の封筒および切手を同封して管轄の税務署宛てに発送してください。
>>切手代の確認はコチラから
所得税の納付が必要な方は、期限内(2020年度は4月16日まで)に自分の選択した方法で忘れずに納税しましょう。確定申告書を税務署に直接持参する場合は、窓口で支払うと効率的です。

スマート申告をやってみた感想

2019年版のシステムと比べると、スマート申告の利便性が大幅に向上している印象を受けました。入力できる収入(所得)、控除の種類が増え、一般的な給与所得者の所得税の確定申告には事欠かないでしょう。

しかし、スマート申告では青色申告が出来ない上に、PC版の画面では空欄が小さくて入力しづらいことこの上ありません。スマホでやると非常に骨が折れます。(ズーム機能で拡大することは可能。)

マイナンバーカード方式の場合、何度もマイナンバーカードの読み取りやパスワードの入力を強いられる点も非常にしんどく感じました。

個人的には、スマホ専用画面で作成・提出できる書類の種類がもっと増えてくれるとありがたいです。来年以降のさらなるシステム改善に期待しましょう。

まとめ

今回は、スマート申告の特徴や事前に準備すべきもの、実際のやり方などをご紹介いたしました。

今回の記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。

  • 2020年1月31日から、iPhoneやAndroidでマイナンバーカードを読み取らせてe-Taxの電子申告を行えるようになった
  • スマート申告には「マイナンバーカード方式」・「ID・パスワード方式」・「書面提出」の3種類の提出方法があり、自分で自由に選択できる
  • 画面の指示に従って必要事項を入力するだけなので作業自体は簡単
  • ただし、スマート申告は基本的に白色申告専用のサービス
  • 収支内訳書や青色申告決算書作成等に対応していない点に注意が必要

スマートフォンで確定申告してみたいと思っている方は、本記事を参考にしてスマート申告に挑戦してみてはいかがでしょうか。

          

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