2017/08/24

FXの重要用語解説 「CPI」

出典:MarketWatch

CPI

CPIは”Consumer Price Index”の略称で、日本語では「消費者物価指数」と訳されます。一般消費者世帯が購入する「商品」と「サービス」の総合的な価格の動きを指数化したもので、物価を計る指標として活用されています。アメリカでは都市地域の全消費者、日本では東京都区部と全国に分けて集計され、毎月定期的に発表されます。

CPIはインフレ率を分析するための最重要指標であり、金融当局の政策に多大な影響を及ぼします。CPIのプラスの動きはインフレ、マイナスの動きはデフレを意味し、前回より高い数値が出続けるようならインフレが進んでいることを示しています。

消費が活発化しすぎて物価が高騰してしまう「インフレ」が進んだ場合、利上げが行われて通貨の流通が抑制されます。つまり、CPIの上昇は利上げ実施の根拠になります。CPIには品目の選び方によって複数の種類があり、食品・エネルギー価格を除外した「コア指数」は特に重視される傾向にあります。

最近発表された7月の米消費者物価指数は、市場予想を下回る0.1%の上昇でした。その結果、インフレ率鈍化が一時的だとみていたFRB(米連邦準備理事会)が年内の利上げ実施に関して慎重姿勢を見せる可能性が高まり、ドル上昇の抑制材料になってしまいました。

FRBは近くバランスシートの縮小に着手する予定であり、この状況では利上げよりもそちらが優先される可能性があります。先日公開されたFOMC議事録でもインフレを巡って関係者の意見の相違が明らかになっており、利上げ観測がさらに後退しつつあります。

このように、各国から発表されるCPIをチェックすれば、金融政策の予測、さらには為替レートの値動き予想に役立ちます。政策金利が上がればスワップポイントも上昇し、通貨が買われやすくなるので上昇要因となるのは明白。利上げ観測を読み解くためにも、各国のCPIチェックを欠かさないようにしましょう。

世界各国のCPI比較

国名 CPI
(消費者物価指数)
日本 0.4
(全国前年比)
アメリカ 0.1
(前月比)
1.7
(前年比)
欧州 1.3
(前年比)
中国 1.4
(前年比)
英国 2.6
(前年比)
ドイツ 1.7
(前年比)
オーストラリア 1.9
(前年比)
ニュージーランド 1.7
(前年比)
スイス 0.3
(前年比)
南アフリカランド 5.1
(前年比)
トルコ 9.79
(前年比)

2017年7月時点

ヨーロッパに目を向けると、一際CPIの高い伸びを示している英国に利上げ観測が高まっているのが分かります。しかし、EU離脱交渉の難航や経済成長率の下方修正などの要因で早期実施への期待が薄れており、ポンドの上値はやや重め。さすがに年内実施は厳しいかもしれませんが、今後のBOEの動向は要注目です。

          

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