フランス大統領選の決選投票まであと2日!結果次第では来週の為替相場が大荒れの可能性も……

出典:Azvision.az

第1回投票を振り返って

今週の4月23日に実施されたフランス大統領選の第一回投票では、無所属のマクロン氏と国民戦線のルペン氏が上位2名に選出されました。全11名の候補者のうち注目度の高かったマクロン氏・ルペン氏、フィヨン氏、メランション氏の4名の得票率は19~24%と極めて僅差であり、まさに激戦だったことがうかがえます。特に、現職のオランド大統領を擁する社会党や首相も務めたフィヨン氏の共和党が敗れたことは興味深い点です。

とはいえ、マクロン氏とルペン氏が決選投票に進むことは大方の予想通りでした。そして、第一回投票で敗れたフィヨン氏は早々にマクロン陣営の支持を宣言。反EUを掲げるルペン氏の主張を真っ向から批判しました。

親EU派のマクロン氏が当選する確率が高まったのを見て、マーケットでは一気にリスクオンの機運に。ユーロドルは1.072から1.091までユーロ高に、ドル円もこれまでの軟調が嘘のように110円台まで円安に振れました。この極端な値動きからも、今回のフランス大統領選の注目度の高さがうかがえます。

決選投票ではどちらが勝つ?

さて、翌週の5月7日に予定されている決選投票で両者が1対1の戦いに臨み、勝った方が次期大統領となります。はたして、マクロン氏とルペン氏、どちらが勝つのでしょうか。

得票率は僅差だったとはいえ、100万票近い差をつけてトップ通過を果たしたマクロン氏の方が圧倒的に優勢です。世論調査でもおよそ60%の有権者がマクロン氏を支持。罵詈雑言が飛び交ったテレビ討論会でも60%以上の視聴者がマクロン氏を評価しており、この分ならよほどのサプライズが無ければマクロン氏の当選はかたいでしょう。市場でもすでにマクロン氏の当選を織り込んでおり、ユーロドルが1.098まで上昇しています。

しかし、リスク要因が全くないわけではありません。脱EUを掲げていた候補者の支持がすべてルペン氏に回ると、やや雲行きが怪しくなってきます。ルペン氏は幅広い年齢層・地域から支持されており、現政権に不満を持つラストベルト(錆びついた工業地帯)周辺の人々から期待されている点でも、ドナルド・トランプ氏が大統領に就任した米選挙戦を彷彿とさせます。推定18%の浮動票の動向によっては、番狂わせの展開が無いとは言い切れません。

あの時も世論調査と全く異なる開票結果に世界中が驚愕し、相場は大荒れとなりました。もしフランス大統領選でも米大統領選の再来のようなサプライズが起これば、もはやEUの存続までもが怪しくなり、一気にユーロ売りが加速するでしょう。

この選挙戦次第では、来週の相場がまたも予想しづらい展開になりそうです。リスクを避けるなら、今週のうちにポジションをあらかた決済しておいた方が無難でしょう。

          

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