2016/09/26

日米同日の金融政策イベント終了!利上げ見送りやドイツ銀行の経営不振等で揺れる為替相場の今後の展望を探る!

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日米の金融政策の結果

2016年9月21日の午後1時頃、日銀の金融政策決定会合の結果が発表されました。これまでの金融政策の総括的検証を行った日銀は、-0.1%のマイナス金利を現状維持、長期金利を0%程度まで戻す「イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)」を決定。この金融緩和策はそれなりに投資家に好感されたようで一時1ドル102.80円近くまで円安に振れましたが、長続きせず数時間のうちに元の水準まで戻ってしまいました。

そして22日深夜の3時頃に発表されたFOMCの結果は、大方の予想通り据え置き。投資家を失望させまいとイエレン議長は利上げ実施への含みをもたせるコメントをしていましたが、現状では11月の利上げも怪しそうです。

注目されていた日米の金融政策イベントが終了。ほぼ予定通りの結果だったため、欧米の株価は堅調に推移。それに連動して買戻しが入り、大きく円高に振れたドル円相場も101円台まで戻し、なんとか100円台を維持しています。

大台の100円を割るにしても反発が来るにしても、強気で行くためには少しばかり材料不足の感が否めません。円高・ドル安トレンドはまだ続きそうですが、ビッグイベントを消化したことで短期的には上値も下値も限定的なレンジ相場に入りそうです。

ドイツ銀行がヤバい!?

欧州の金融機関の中でも突出した存在感を誇るドイツ銀行に関して、以前からよからぬ噂を耳にする機会が少なくありませんでした。近い将来ドイツ銀行が破綻するのではないかという不吉な噂です。

2016年初頭、ドイツ銀行のデリバティブ残高がドイツのGDPを10倍以上も上回る規模に膨れ上がっていることへの不安感が市場に広まり始めました。金融機関同士で取引される不透明な店頭デリバティブ取引はリスクの高い存在であり、投資家心理の悪化により一気に株価は急落しました。

ECBの進めるマイナス金利金融政策により金融機関の収益が低迷すれば、ドイツ銀行の債権利払いが困難になる可能性も取り沙汰されています。そして最近では、卓越した慧眼を持つことで知られる伝説の投資家ジョージ・ソロス氏が「世界で最も潜在リスクの大きい危険な銀行」としてドイツ銀行を名指しし、ドイツ銀行の株式を700万株も空売りしていたことが話題になっています。

ドイツ銀行が破綻した場合、提携金融機関にまで不払いが連鎖し、ドイツ国内だけの問題では済まなくなります。10年ほど前に世界中を大混乱に陥れたリーマン・ショッククラスの金融危機が再来する最悪のケースも想定しておくべきです。

 

菅官房長官は、「足元の為替市場は極めて神経質な動きを示しており、為替の過度な変動は経済・金融の安定に悪影響を及ぼす」と懸念しています。今後さらに急激に円高が進むようなら、当局の介入も警戒しなければならなくなるでしょう。9月~10月には米国大統領選の候補者のディベートも予定されており、様々な要人発言が相場に影響を与える可能性もあります。荒れ相場への備えだけはくれぐれもお忘れなく。

          

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