2016/06/20

英国国民投票間近!結果と今後の為替相場の展望を予想!

Brexit

出典:YouTube

いよいよ今週末の6月23日に、英国でEUからの脱退・残留を決する国民投票が実施されます。

英国がEUを出て行くことを意味するBrexitなる造語は、近年多くの経済ニュースで取り扱われるようになりました。英国はEU(欧州連合)に属しながらも独立性を重視しており、統合通貨であるユーロではなくポンドという独自の通貨を採用しています。これまでは貿易時の関税撤廃など経済的メリットのために他国と提携してきましたが、同盟国のギリシャの経済危機や移民・難民受け入れなど様々なリスク要因が英国経済を圧迫。国内で不満の声が上がり続け、ついに本格的にEU脱退を検討するようになってしまったのです。

はたして英国は、1973年に加盟して以来40年以上も行動を共にしてきた地域共同体を本当に離脱するのでしょうか。その結果次第では、再び世界経済がリーマンショッククラスの大混乱に陥る可能性もあります。今後の投資戦略を検証してみましょう。

国民投票の結果予想

英国では定期的に世論調査が行われており、その結果は電話やインターネットなど媒体によってまちまちです。数週間前まで脱退派・残留派、両者はほぼ拮抗状態でしたが、ここにきて脱退派の勢いが急伸。「EUが英国経済の障害になっている」という意見に賛同する人々が増えつつあるようです。

しかも16日には、英国残留派の女性議員ジョー・コックスさんが銃で撃たれて死亡するという痛ましい事件が起こってしまいました。その影響からか、急に残留派に傾く人々も増えています。国民投票は英国国内で常軌を逸した過熱振りを見せており、今後も不穏な事件が起こる可能性があります。

関係者の間では、英国はEUに残留し移民受け入れなどの経済問題を加盟国間で協議して解決策を模索していくのではないかとの意見が多いようです。残留・脱退、どちらにもメリットとデメリットがありますが、脱退すれば英国や欧州圏だけでなく世界経済の混乱を招く恐れがあり、とても賢明な選択とは思えないからです。しかし、やはり開票してみなければどちらに傾くか分からないでしょう

想定される相場の値動き

もしも国民投票の結果が「脱退」に決まりBrexitが実現すれば、英国経済の失速やEUの連帯力低下への懸念が高まり、世界的な株安が発生する可能性があります。為替相場でもリスク回避が進み、ポンドやユーロは大きく下落することでしょう。

「残留」に決まれば安堵感から買いが進み、上記と反対の値動きが期待できます。しかし、移民問題など英国のEUに対する不信感が解決しない限り、いつ相場が急変してもおかしくない状況が続くことに変わりはありません。

ドル円は100円割れの可能性も!?

英国国民投票の結果は、ドル円相場にも影響を及ぼす可能性があります。FRBが6月の利上げを見送り、日銀も追加緩和に踏み切らなかったことからドル円は一気に円高へ。遂に1ドル105円を割り、一時103円台に突入しました。この局面で英国がEUから離脱するようなことになれば、円が上昇し100円割れするかもしれません。当日は、ポンドやユーロだけでなく為替相場全体の値動きを注視した方が良いでしょう。

特に気をつけたいのが、英国国民投票の結果が出る直前の値動きです。ポンドはただでさえ投機筋に利用されているほど値幅の大きい通貨であり、他の投資家を引っかけるためにダマシの動きを見せる可能性があります。きちんと自分の目で投票結果を見極めることなく値動きに追従するのは非常に危険です。

今回のイベントは予想が当たれば莫大な利益をあげられるチャンスですが、読みを外せば桁外れの損失が出るリスクもはらんでいます。安全に勝負するなら、結果を見極めた後で冷静に押し目買い・戻り売りを狙った方が良いでしょう。当日はスプレッドの拡大やレバレッジ規制が予想されるので、証拠金の管理にはくれぐれもご注意を。

          

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