2016/05/25

FXの重要用語解説 「政策金利」

金融政策決定会合

出典:youtube

政策金利

政策金利は、中央銀行(その国の経済政策をつかさどる最も規模の大きい金融機関。日本の場合は日本銀行。)が一般銀行に貸し出すときの短期金利です。中央銀行は国家の景気を調節するという重要な役割を担っており、定期的に開催される会合で最適な政策金利を決定します。

具体的な例を挙げると、景気が良い場合には政策金利を高く設定します。通貨の流通を抑制することで、消費が活発化するあまり物価が高騰してしまう「インフレ」という現象を抑えるのが目的です。「利上げ」が実施されると、金融機関の預貯金やローンなどの金利も上昇します。
逆に景気が悪い場合には、政策金利を低く設定します。お金を借りやすくして通貨の流通を促進することで、投資や消費を活発化させるのが目的です。

景気や物価を安定させるために中央銀行が操作するので、誘導目標金利と呼ばれることもあります。日本では長らく0.1%という低金利が続いており、お世辞にも景気がかんばしくないことが一目瞭然です。

FXトレーダーにとって、政策金利は絶対にチェックしておくべき項目です。金融政策決定会合後に発表される利上げ・利下げ・据え置きの結果は、その通貨の為替相場に多大な影響を及ぼすからです。

利上げが行われるということは、その国の景気が良く、安心して投資できる環境にあるということを意味しています。しかもスワップ金利が上がるため、スワップポイント狙いで買い注文が集まりやすくなります
反対に利下げが実施されれば、景気悪化が懸念され売り材料になります2通貨間の金利差が広がるほど高金利通貨が買われやすくなる傾向があるので、各通貨の政策金利を知っておくのはFXトレーダーの常識と言っても過言ではありません。

国名 政策金利(%)
日本 0.10
アメリカ 0.50
欧州 0.00
中国 4.35
英国 0.50
オーストラリア 2.00
ニュージーランド 2.25
スイス -1.25
南アフリカランド 7.00
トルコ 7.50

2016年4月時点

日本で日銀が金融政策決定会合にて政策金利を調整しているように、アメリカではFRB(連邦準備制度理事会)がFOMC(連邦公開市場委員会)後にFFレート(フェデラル・ファンド金利)を決定しています。
最近では2015年12月に政策金利の0.25%引き上げが決定され、2008年末から続くゼロ金利政策が解除されました。2006年6月以来実に9年ぶりとなる利上げにより、ドル買いが進んでドル円相場は一気に円安に傾きました。2016年になってからはずっと円高の流れが続いているため、次回の米国の利上げがいつ実施されるのか、多くのトレーダーが注目しています。

なお、利上げや利下げはその国の景気動向指数によって総合的に判断されます。利上げや利下げの決定発表直後には桁違いの値動きが発生するので、日頃から各通貨の経済指標をしっかりチェックして政策金利変動の可能性を警戒しておくことが大切です。

          

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日本

米国

欧州

英国

カナダ

豪州

NZ

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