2016/01/25

ECBの追加緩和示唆で為替相場はどうなる!?

ドラギ総裁

出典:The Times

2016年1月21日、ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁は理事会後の記者会見にて、3月に金融政策のスタンスを大幅に見直す考えを示しました。近頃の急激な原油安や中国の景気減退によりユーロ圏の物価上昇が抑制されていることに対処するため、さらなる追加緩和に踏み切るものと見られています

ECBと言えば、2015年の12月に発表された政策理事会の結果が為替相場を大混乱に陥れたことは記憶に新しいことでしょう。マイナス金利政策の拡充や地方債の買い入れなど、投資家の期待を大きく裏切るありきたりなプランが決定され、大規模な追加緩和が導入されるとの予想は見事にハズレ。誤報も相まってユーロドルがめちゃくちゃな値動きを示したものです。

しかし今回ドラギ総裁は、ユーロ圏の景気回復のためには無制限であらゆる金融政策手段を講じると明言しました。多くの投資家から見透かされつつあったECBの手詰まり感を払拭する強烈な意志のかたさを感じます。

その結果、世界市場の株価が大きく跳ね上がり、週末にかけてドル円が118円台後半まで円安に振れました。改めて世界中の投資家が寄せるECBの追加緩和への期待の大きさを意識させられる結果といえるでしょう。

FRBと日銀のアクションは?

金利引き下げが十分な効果を発揮するかどうかはさておき、このタイミングでECBが強気に出てくれたことは日銀にとって追い風となるかもしれません。今週の日銀金融政策決定会合を逃がせば次回まで1ヶ月以上の間隔が空いてしまうため、格安・円高への対策を講じるなら今が絶好のチャンスです。

市場ではすでに現状維持が見込まれていますが、サプライズの発表があれば反発に拍車がかかり、120円台を目指す動きがあるかもしれません逆に投資家を落胆させれば、失望の売りで円高の勢いがぶり返す可能性があります。

また、今週にはFOMC(米連邦公開市場委員会)も控えており、年内の利上げに関する声明に関心が集まっています。アメリカ経済が堅調で、大方の予想通り3月頃に利上げが実施されるのか。FRBの動き次第でドル円相場に大きな動きが見られるかもしれません。

なんにせよ、今後の為替相場の動向は、主要国の金融政策に大きく左右されることは間違いありません。原油安や中東の政情不安などのリスク要因は当分長引きそうであり、依然として気の抜けない荒れ相場が続きそうです。各国の要人がどのような景気判断を下して経済政策を導入していくのか、しっかりチェックしていきましょう。

          

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