2015/11/13

今後の為替市場を大予想!2015年末~2016年はドル円相場のトレンド反転か!?

イエレン議長

出典:GlobalSlant

119円台からスタートした2015年の米ドル円相場は米国の利上げ観測などの要因により円安傾向を続け、11月中旬時点で123円前後を推移しています。はたして、この円安はどこまで進むのか?今後円高になることはないのか?各国の経済情勢を振り返りながら、今後の為替市場の動向を推察してみましょう!

日本

大胆な金融緩和によって企業業績の回復及び賃金上昇を実現し、個人消費を促進するのがアベノミクスの骨子でした。その点では現在の株高・円安は計画通りと言えますが、急激な為替変動は原材料を海外からの輸入に頼っている企業を圧迫し、日本経済に不利益をもたらす恐れがあります。
政府にしてみれば1ドル120円前後を堅調に推移している状態が理想であり、よほどのことが無い限り日銀が追加金融緩和に踏み切る可能性は低いと見られています。その分、株価の変動が為替相場に大きな影響を与えるので、日経平均の値動きに注意が必要です。

アメリカ

ドル円の下値を支えている最大の要因は、米国の利上げへの期待に他なりません。アメリカが約10年ぶりに利上げを行えば、ドル買いが殺到して一気にドル高・円安に振れるのは確実。世界中のトレーダーが虎視眈々とチャンスを狙っている状況が続いています。
はたして、9月、10月と見送ってきた利上げをFRBは本当に年内に実施するのでしょうか?雇用統計などの数値は堅調であり、地合いは整っていますが、利上げによって世界市場が急変するのはアメリカにとっても危惧すべき問題。かといってこれ以上引き延ばせば、投資家達から「イエレン議長に利上げを敢行する度胸は無い」と見切られてしまうことでしょう。
ドル円の行方はFOMCの結果次第。アメリカの経済ニュースは最優先でチェックしましょう。

中国

世界的な株安をもたらした人民元ショックは収束したものの、中国経済の減退は依然として深刻です。貿易総額は8か月連続で前年を下回り、輸入額にいたっては前年比マイナス18.8%という落ち込みよう。成長率も下方修正を余儀なくされており、見限った大手機関投資家達が続々と中国株を売却している現状です。
周知の事実となった以上、中国の経済問題によって前回ほどの株価の大暴落が発生する可能性は低いですが、株安・円高をもたらしかねない懸念要素として市場にくすぶり続けていることに変わりはありません。南シナ海のスプラトリー諸島の岩礁埋め立てを巡る米国との軍事的緊張も高まっており、政治情勢によっては市場が再び大混乱に陥る可能性もあります

欧州

ドラギ総裁が年内の追加金融緩和を示唆する度にユーロが急落しており、ECBの動向もドル相場に多大な影響を及ぼす可能性があります。ユーロドルがこのまま下値を模索し続ければ、ドル買いが進んで円安に振れることでしょう。米国の利上げ同様、欧州の要人の発言にも注意を払う必要があります
ユーロ圏のインフレ率やシリア情勢など様々な政治・経済問題が複雑に絡み合っているため、チャート上の値動きだけに注視するのではなくファンダメンタルズ分析も有効に活用すべきです。特に経済指標イベントはこまめにチェックしましょう。

 

現在の経済情勢がそのまま続けば、12月に向けて為替市場の円安はさらに進みそうな気配です。米国の利上げ次第では、124~125円程度の値を付ける可能性は十分にあるでしょう
ただし、現状の円安の流れに乗ってがむしゃらにドル買いに走るのは危険です。
金利の高い通貨が買われ、金利の低い通貨が売られるのは一般的な投資資金の流れですが、投機筋のポジションには必ず利益確定の注文が入ります。世界中の投資家が注目してきた利上げのイベントが終了すれば、短期的にはドル高・円安になっても株価が下落し、やがては円高に振れます。「山高ければ谷深し」の格言通り、短期間で急激にドル高が進んだ分、その反動は大きなものとなることでしょう。その上、無理な利上げによってアメリカ経済が悪化すれば、世界的な不況が発生しリスクオフの円買いにつながる可能性も現実味を帯びてきます。
すっかりバブル的な様相を呈してきたドル円相場。2016年には1ドル110円を割りこむほどの円高になるのではないかと予想する意見もあるため、値動きを注視しながら堅実な取引を続けることが大切です。

          

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