2015/09/30

高スプレッドのトルコリラ/円を低リスクで運用するスワップトレード戦略

2015年8月29日から楽天証券でTRY/JPY(トルコリラ円)の取扱いがスタートしました。高金利のトルコリラのスワップポイントは非常に魅力的ですが、他の銘柄の5倍近い極大スプレッドや不安定な値動きは厄介です。そこで、FX業界内でも取扱い業者の少ないこの通貨ペアを利用した効率的なスワップトレードの方法について考えてみましょう。

スワップトレードとは?

各通貨には所定の政策金利が設定されているため、FXトレードでポジションを保有すると2通貨間の金利差による「スワップポイント」が発生します。高金利の通貨を買えば、取引枚数に比例して毎日スワップポイントが貯まっていき、ポジションの決済時に為替差益+スワップポイントの利益を獲得することが出来ます。
swap02最初からスワップポイントの利益を狙う取引手法を「スワップトレード」と呼びます。毎日市場にアクセスして発注を繰り返す必要もなく、労せずして収益を上げられるのがスワップトレードの最大の魅力。ポジションを保有している期間が長ければ長いほどスワップポイントが蓄積していくため、まるで外貨預金のような感覚でFXを利用できます。
2015年8月時点で、日本円の政策金利は0.1%。金利0.5%の英国ポンドを購入すると、金利差0.4%分がスワップポイントになります。したがって多額のスワップポイントを狙うなら、日本円より出来るだけ金利の高い通貨をターゲットにすることが肝心です。
これまではスワップトレードといえば、ニュージーランドドル(金利3.0%)やオーストラリアドル(金利2.0%)、南アフリカランド(金利6.0%)などの銘柄が定番でした。しかし、最近になって、さらに高金利のトルコリラ(金利7.5%)を取り扱うFX業者が増えてきたため、スワップトレードの注目度が高まっています。

スワップトレードのリスク

ポジションを保有しているだけで稼げるといっても、スワップトレードは決して万能の取引手法ではありません。一歩間違うと予期せぬ損失が増大してしまう可能性があるので、以下の注意点はしっかり頭に入れておきましょう。

為替差損が発生することがある

スワップトレードで一番気を付けなければならないのは、為替差損の問題です。保有ポジションのレートが購入時から大きく下落してしまったら、決済時に多額の損失が発生してせっかく貯めたスワップポイントが全部吹き飛んでしまう恐れがあります。
高金利の通貨は値動きが激しくなりやすいため、ポジションを持ったまま放置するのはご法度です。たとえ取引を行わなくても、定期的にチャートをチェックする癖をつけましょう。ロスカットの準備もしておいた方が無難です。

「売り」・「買い」を逆にすると支払い義務が生じる

高金利の通貨を買うとスワップポイントを受け取ることが出来ますが、逆に高金利の通貨を売るとスワップポイントを支払うことになります。売りポジションを長期間保有していると為替差益の儲けが減ってしまうので、スワップトレードを行う際には必ず通貨ペアの2通貨のうち金利の高い方の銘柄に買い注文を出してください。

長期トレードの対策が必要

実際のところ、一日あたりに得られるスワップポイントの金額は微々たるものです。まとまった利益を狙うなら、数か月以上のスパンでポジションを保有し続けなければなりません。
ローソク足で市場をチェックする際は、分足ではなく週足や月足を見て長期的な上昇トレンドを狙いましょう。トレンド転換の気配を感じたら、早めに決済することが大切です。
スワップトレードの利益を上げるために取引枚数を増やしたいところですが、レバレッジをかけすぎると暴落した際に証拠金が不足しかねません。レバレッジを下げて、預入証拠金には十分な余裕を持たせておきましょう。

スワップトレードの裏ワザ・異業者間の両建て!

このように、スワップトレードは様々なリスクを抱えており、どちらかと言えば上級者向けの取引手法と言えます。しかし、初心者の方でも簡単にこの問題を打破できる方法があります。それが、「異業者両建て」です。

スワップポイントの金額は各FX業者によって大きく異なります。同一業者内で両建てを行ってもトータルのスワップポイントは必ずマイナスになるように設定されているため損失が膨らんでしまいますが、複数の業者に口座を持てば、スワップポイントの高い業者で高金利の通貨を買い、スワップポイントの低い業者で高金利の通貨を売り、二つの業者間で両建てを敢行するという裏技が可能になります。この方法なら、万一レートが急落しても為替差損を相殺でき、手軽にスワップポイントのメリットだけをいただくことが出来ます。通常のスワップトレードに比べると収益は激減しますが、限りなくリスクを低減できるのは大きな魅力です。

含み損が膨らんでいる業者側の口座の証拠金維持率には大いに注意してください。また、高金利の通貨の国は経済情勢が不安定であることが多く、突然取引停止になる可能性もあります。100%確実に稼げるわけではないので、日頃からチャートだけでなく世界の経済ニュースにも注意を払うことが大切です。

各FX業者のTRY/JPYのスワップポイント比較(2015年8月31日時点)

FX業者 TRY/JPY 買い TRY/JPY 売り
楽天証券 120(キャンペーン中は128) -135
GMOクリック証券(くりっく365) 109 -109
ヒロセ通商 115 -200
外為どっとコム 116 -118
セントラル短資FX 113 -120
FXトレード・フィナンシャル(高速FX) 90 -90
マネースクウェア・ジャパン 87 -107

※取引量は10000通貨

スワップポイントは日々変化し続けています。スワップトレードで確実に儲けるためには、各FX業者のスワップポイントのデータを定期的に確認し、最適な組み合わせを選択することが大切です。
現在のお勧めは、8月29日からトルコリラ/円新規取扱いキャンペーン中の楽天証券FXトレード・フィナンシャルです。9月いっぱいまで優遇スワップポイントが適用されるので、スワップトレードの狙い目です。

          

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