購入型クラウドファンディングとは?そのサービス比較と特徴を解説します

クラウドファンディング10

出典:MotionGallery

購入型クラウドファンディングとは

購入型クラウドファンディングは、商品や権利を直接購入することで調達者を支援するクラウドファンディングです。出資者は金銭的リターンの代わりにユニークな商品やサービスを獲得することが出来るため、寄付型よりは若干見返りがあります。金融商品取引法によって個人間の送金が制限されている日本で最も広く普及しているタイプのクラウドファンディングです。

購入型クラウドファンディングの用途

購入型クラウドファンディングは、個人クリエイターや企業の新製品開発あるいは事前プロモーションを目的として実施されることが多いです。どれほど素晴らしいアイデアがあっても、資金が無ければ製作に着手することは出来ません。そんな時、出資者の支援を得ることが出来れば迅速にプロジェクトを進めることが可能となります。

近年では不況の影響で採算が取れる見込みのない新商品開発に奥手になっている企業が増えているため、メーカーにとっても購入型クラウドファンディングは非常に重宝する存在です。いわば商品の先行販売のようなコンセプトであり、需要と供給の市場原理にマッチした理想的な資金調達手法と言えるでしょう。

購入型クラウドファンディングのメリットとリスク

調達者には出資者から募った支援金を返済する義務がありません。事前に売り上げを確保したうえで安心して新商品の開発に取り掛かれるので、経済的リスクを回避できるメリットがあります。

出資者にとっても、自分が共感できるプロジェクトに協力できるのは魅力的。人は新しいもの好きなので、新企画に参加して成果物をいち早く手に入れることのできるメリットがあります。

しかし、ネット上でプロジェクトを公開すれば、アイデアの流出リスクがあります。まだ権利を取得していない企画を第三者に横取りされたら、せっかくの金の卵をみすみす手放すことになってしまいます。

購入型クラウドファンディングにおいて、出資者はパトロンの立場でプロジェクト発案者を支援します。いわば出資者の充足感が対価の一部を構成しているため、出資額と受け取れる商品が正常な等価交換になるという保証はありません。また、出資したにもかかわらず商品が提供されなかったり、提供されるまでに異常な時間がかかったりするリスクもあります。本当に信用できる相手なのか、実現可能なプロジェクトなのか、しっかり見極める必要があります。

購入型クラウドファンディングサイト

クラウドファンディングサイト名 MotionGallery A-port FAAVO
特徴 海外の大人気クラウドファンディングサービス・Indiegogoを参考に制作された購入型クラウドファンディングサイト。映画や音楽、絵画、出版など、芸術系のプロジェクトが豊富に揃っている。 大手報道機関の朝日新聞社が運営しているクラウドファンディングサイト。文章の編集・校正を担当してくれるうえに、新聞紙面上で紹介してくれる場合もあり、高い支援率を期待できる。 「地域」をメインコンセプトに掲げたクラウドファンディングサイト。各プロジェクトが都道府県別に紹介されており、自分にとって身近な案件に投資できる。
運営会社名 株式会社MotionGallery 株式会社 朝日新聞社 株式会社サーチフィールド
サービス開始時期 2011/7 2015/3 2012/6
手数料 支援総額の10% 支援総額の20% 支援総額の20%